東日本大震災という史上まれな大災害に遭遇し、心痛む毎日が続いています。なか なか遠出をする気も起きず近所の散歩やサイクリングで気を紛らす最近です。 そんな 中で偶然にも災害対策ツールを入手しました。(笑)
近所に骨董店が開店しました。我が経堂にも文化の香りが少し漂うようになりました。 我が家からも近いこともあってたまに尋ねるようになってしまいました。 といっても何を 買うわけでもなく若い店主とのお話が面白い。
そんな時に目に入ったものが存在感のある鐵の卵です。一見すると香炉のように思え ます。 店頭にはこのように置いてありました。お隣は書道用の水差しです。 さて一体 これは何でしょうか?
種を明かせばこんな風に簡単に変貌するのです。
折りたたみ式の蝋燭立て、つまり燭台でした。江戸時代末期のものだそうですが、こ んなに重いものを持ち歩いたのでしょうか?私なら置いていきそうです。(笑)
表面に彫り込まれた?文様と金色の塗装も残っていてなかなか味があります。何気なく 手に取り話を聞いているうちに、これは時節柄必要な装置であると気が付いた次第。い つの間にか手の中にありました。(笑)
とはいえ、緊急用装置のこの燭台を慌ただしく点灯する日の来ないことを祈りつつ こ の数日は、私の机の上に鎮座しています。 ずっしりとしているので倒れにくいのも何よ りです。
木蝋燭をおまけに貰いましたが、点火するのは勿体ないので当面はディスプレイ用とし ます。この燭台に合う蝋燭を捜さなければと思います。(2011.4.6) |
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