
BR96 製作記録
4月上旬の半分出来た話から突然2ヶ月飛んでしまいます。途中経過はSNSで書いてしまいました。簡単に書けるのはいいのですが、何処かに流れ去ってしまいます。 記録はHomepageと思っているのですが、簡便さには敵いません。
さて6月6日の状況は機関車全体が組み上がり、細かい部品付けが残っているだけです。 部品密度の濃い機関車だったので組んでは外して組立の繰り返しが続きました。不具合があってもしばらく触りたくない心境です。最終段階は運転室の取り付けでしたが、加減弁、通風弁、逆転機リンク部品、これらを取り外した上で搭載しました。その取り付けネジの締め込みの面倒なこと、ピンセットやペンチを使い回してやっとネジを回せました。 腕が落ちたものやなぁ。(^0^;)

途中経過を公開したくないのではなく、ただの面倒くさがり屋なんです。 それはともかく前方から見るとこんな姿です。手摺りはまだ完全ではありません。水タンクの前に縮尺無視のバルブがありますが、これは給水温め器へ注水時の逆止弁です。 両サイドの水タンクは生きており、手動注水ポンプを内蔵しています。そして仕方なくロスコー式給油器も入っていますが、水で冷まされるのはいかがなものでしょうか。 動けばいいのですが、気になるセッティングです。そのための給水温め器?でもないな。遊び心と捉えています。
これで主な組立が終わったのでボイラー内圧力で動作するのを確認するために安全弁を外し、そこから圧搾空気を入れました。足回りは八個の運転用コロですが、なかなか壮大です。が、忙しくて撮る間がありませんでした。

横から撮って見ました。作業台を占有する大きなタンク蒸機です。これから子細なチェックで見落としをあれこれ見つけました。 試運転はこの状態のままコロに乗せ、潤滑油を多めに入れてまずはエンジンに吸入させました。粘度の高い油なので回転が重くなります。これでどうやら後部エンジンには油が回ったようです。前部はエアで送り込まなければ途中の下り勾配の配管があるので無理なようです。
給気の洩れを承知で安全弁からエアを入れて加減弁のオンオフを繰り返してしているうちに後部エンジンが回転し、前部はどうしたとハラハラしているうちに前部エンジンも回り始めました。後部でエネルギー消費した廃気で前部も回る。仕掛けの妙を感じます。
この状態で6-7分回転状態を保ちました。煙突の中の排気管から油が飛び散り始めたので順調に動いていると判断し、合格判定としました。
ほぼ六ヶ月間にわたる作業でありましたが、次の火入れ試験をクリアすれば完成宣言かなぁ。運転会に行けるかどうかの最近なので我が家に直線線路を敷いて機能確認です。 この先も淡々と作業を進めようと思っています。 (2016.6.6) |
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