
スターリングシングル製作記録
先日の豪雪の名残がまだある我が家ですが、通路以外は手付かずです。それでもだいぶ少なくなりましたが、郊外はまだまだ大変なことでしょう。歳とともに雪掻きが辛くなりますね。年寄りの冷や水にならないよう適当なところで勘弁して貰っています。 さて、先の震災の被害等々色々あって古い家を建て替えることにしました。その結果我が家も近所に一時引っ越しをすることになり慌ただしくしていますが、なるべくストレスが来ないような暮らしにしています。 が、それでも大変です。色々なことに目をつぶって不義理は覚悟の上で勘弁して貰っています。 しかしながら、ストレスが溜まるのは事実、私のストレス解消はぶらり旅と模型工作ですが。前者はとても実現できないので当面は後者に逃げるつもりです。 と云うことで狭い場所でも楽しめる重い工作にチャレンジすることにしました。
こんなこともあろうかと偶然に巡り会った小型のライブスチームのキットを開封、手元の机の上で何とか作業できる可愛い機関車です。 小型であるが故に難易度は高いとのことでやる気も出ております。先人に色々質問できるのがいいところです。(^0^)
アスターホビーが1996年に売り出した 英國GNRのStirling Single という1870年頃?の高速機関車です。詳しくはこちらをどうぞ。 吉祥寺北裏鐵道の事務局長Sさんの写真を拝借しました。

部品品質を精査したというキットが到来、もちろんマニュアルも完備されています。我が家には小さな段ボール箱で届きましたが、綺麗な箱は要らないのだ。 緑色の綺麗で可愛い機関車ですが、明治維新直後に既に110km/hで運行したと云うから彼我の技術差にショックを覚えます。 これが機械文明に対する意識の差となり現在に至っているのだと思います。

目立つ動輪がこれです。実物の高さは2.4m強あって同じ1/32縮尺の人物と比べるとその巨大さが分かります。 ちなみにこの車輪の大きさは76mmです。この部品が一番象徴的なものなので最初に取り出しました。

開封したばかりなのでさしたる写真はありません。主台枠をご紹介。 大型機関車は数枚の鉄板で供与されるのですが、これは半完成のもの、作業環境の劣悪な今の私にとっては有り難い次第です。定盤?何処に行ったかなぁー?
最初の仕事は前台車の中心軸の主台枠への取り付けでした。3mmナットで締めましたが、説明書には4mmとあります。早くもミスを発見しましたが、18年前の製品なので時効ですね。(^0^) 過去の製作で大量に溜まっているネジ、ナット、Oリング等々の部品を簡単に取り出せるよう再整理したのが初回の仕事でした。100円ショップで誂えたプラボックスが役に立っています。
組み立てイラストは10ページあります。解説書にはかなり詳しく作り方が書いてあり、気合いの入った当時のメーカー側の気持ちが伝わります。 フルグレックス・ブランドで出していただけのことはあります。 この機関車は海外オークションでは意外な高値で取引されていますが、国内では安すぎ、これが機械に対する国民性の違いだと思います。 ちなみに アスターホビーの最新作SNCF 241Pの製作イラストは40数ページあったと思います。 それはともかく、ミスをしないよう淡々と作るつもりです。小さい機関車ほどトリッキーな製作手順があるので要注意です。 急がば回れ、急いては事を仕損ずる、と云う戒めを意識しておきます。 |
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