| 世の中には色んなマニアが存在しているが、機械をこよなく愛し、機械と聞くと心ときめかす不心得な輩も多いと聞いている。かく言う私もその一人であり、家族、世間様から後ろ指を差され肩身の狭い思いをしている。 幼児体験から現在まで私の心をときめかした機械との関り合い、はたまたマニアを育てたと思える出来事を綴ってみることを試みたが、いかがなものだろうか? メカニズムを分析・解説するというよりも機械仕掛けや自然の営みの不思議さをテーマとして取り組んでみたものの私の力量だとこの程度がやっとではないかと考える。頭に思い浮かんだ与太話を整理した書と見てもらえば幸せである。 延々と続くマニア話、このような話を集めた書き物が欲しかったのだが、世の中にはあまり見掛けない。『それでは自分で作るしかない』と思い立ち徒然に書き溜めた。この手の話にはタネが尽きないので楽しみながらの随筆にしていきたい。
仕事、仕事とわがままを言い迷惑ばかりをかけた家族、殊のほか家内に読んでもらえるものになれば満足である。 知らなかった、『おとうさん』の一面を見て笑ってもらえばと思う。
平成七年八月(1995.8.3)着手 |
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