JNR9600製作日記

2001/7/21 エンジンの取り付け

 休みが続いたのでちょっと作業を進めました、作ることに集中すると写真を撮ることを忘れてしまい、車輪の取り付け工程が記録していません。結構面倒な作業だったので撮るどころではなかったのです。車輪のスポークの間から軸箱とバネを押さえ込んでネジを締めるのには少々のコツを要りました。この工程が終わり、ほっとして両エンジンを取り付けました。取り付けの際、吸気管と排気管をシリンダー部に入れるのですが、この作業は昔はナットで左右間隔を調整しつつ汗を流しましたけど、昔に比べてOリングを使っているので比較的簡単でした。写真の太い真鍮製パイプが過熱管(スーパーヒーター)を経由して蒸気が供給される吸気管。銅製の細いパイプが車輪を駆動した蒸気が排出される排気管です。排気の力で煙室内の燃焼ガスを煙突から吹き上げるために先端が尖っているのです。
 そうそう、このエンジンの特徴は、エンジンの始動の際にシリンダー内の凝結水を排出するドレインコックを持っていることです。蒸気機関車の発車時にエンジンから白煙を上げる姿をご存じと思いますが、この勇姿を演出しているのが実はこの弁だったのです。もっとも、小さなシリンダーの更に微少な孔からの排出なのでどれくらいの効果があるかちと疑問のようです。現実には、排気管を通して煙突から油混じりの水を噴き上げる方が手っ取り早い方法でしょう







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