
ダッチェス製作記
6/26 風邪も抜けてやっと普段の生活と思ったものの、数日寝込んだせいか体が重い。体重のせいもあるのかも知れないが、それにも増して街歩きの回数がめっきり減っている。ということで昨日は久しぶりに鎌倉へ行って来たが、歩く元気が出なかった。暑くなるけど街歩き再会宣言が必要である。(汗) といいつつ都合で一日留守番することになった。おまけに夕食作成命令も下ってしまった。上京中の義母が風邪気味なのでそのお相手もである。 「どーせ家にいるのなら、もう一度Duchessの試運転だ。」 朝食して一服後、準備開始である。「この暑さの中、ご苦労様。」と家人から笑われたものの好きなことなので仕方がない。屋外用のパラソルを広げて少しでも日陰を作ることにした。 今回は、試験台から動輪用コロを外し、煉瓦を並べたその上に置くことにした。コロは固定する必要ないと玉田氏から聞いたので試すことにした。結果は、全く問題なく、かえって各動輪とコロがかみ合って安定することが分かった。からくり鉄道の機関庫には動輪がB、C、D型のものが混在しているため試運転毎に右往左往していたが、この方法であれば楽である。もっとも動輪が6つあるCLIMAXや将来の夢であるマレー型には通用しないので拡張方法について別途考えてみよう。
前置きが長くなったが、運転準備に入ることとする。 この機関車は安全弁が運転室に組み込まれており他のアスター機のように簡単に外すことが出来ない。従ってテンダーのポンプから懸命に送り込むのである。注意すべきは、テンダーを接続すると水位計の下部にあるドレイン弁を閉じるのが困難になる。今回は短いドライバーで閉じたが、運転会などのように出先では慌てることになりかねないので手順に注意を要する。 アルコール注入は漏斗から入れるという原始的方法を止め、最近は注射器に20cm程のシリコンチューブを接続した専用器具で入れることにしている。これなら入れた量がはっきりするし、こぼす確率が下がる。Duchessの場合180ccつまり一合の酒飲みである。彼女と同じ方法でお酒を飲めば飲み過ぎはないかも知れない。(笑)


さて点火である。ブロワーを回し、穂先の長い使い捨てライターを焚き口から入れて点火する。ボッという音で火が回り、2分程度で1kg/cm2になるので通風弁に切り替える。着火後4分半で安全弁が噴く4kg/cm2以上に昇圧した。 この状態で加減弁を40度ほど開いて蒸気を送り込み、動輪を手で回すと煙突から水を噴出する。過熱器の温度が高いのか意外に噴出量が少ないようだ。10秒もせず、水混じりの排気を噴出しながら勢いよく回転を始めるので加減弁を10度程度まで閉めた。まだ回転が高いのでぎりぎりいっぱいまで閉じても高圧と軽負荷のせいもあって回転を維持している。自重だけが負荷ではまだ力を持て余しているのであろう。逆転器を後進側に回していくと次第に減速しドラフト音が少し聞こえる。中立点近くで回転は停止し、更に回ていくと逆回転を始める。そのまま後進フルギアで様子を見るが、前進と同様に違和感無く回転する。弁調整で直せなかったアンバランスの影響はなさそうである。まあ、これで良しとしよう。再び前進フルギアに戻し、この状態で連続運転を継続したところ、先の回転開始から35分間安全弁を噴きながら動いていた。次第に人間が今日の暑さに耐えられなくなって、午前の運転を終わりにした。燃料タンクは少々残量有りだったので、満タン軽負荷だと40分は動きそうである。 そうそう、運転開始とともに潤滑油弁を僅かに開いたが、終了時には殆ど水であった。もっと僅かな開き加減で良さそうであるが、もう少し要領を掴みたい。

午後の部は、手持ちのアルコールが残り少なかったので後始末を兼ねた運転とした。それでも20分は動かすことが出来た。 運転要領もだいたい理解したので次は線路上走行デビューである。次は、果たして牽引力はどの位あるのかと言うのが気になってきた。それにしても自宅に線路があるとこんな時に楽しいだろうなと思った。回転している様を腰を下ろして眺めているだけではつまらないものである。 年頭から楽しみにしていた仕事が終わり、ちょっと気が抜けたものの、この勢いを駆って修理を始めようと友人のC575を既に机の上に載せたところである。(汗)
これをもちましてDuchess製作日記を終わりにいたします。Duchessの詳細については後日、からくり鉄道の機関庫に紹介するつもりです。 最後まで読んでいただきありがとうございます。(2005.6.26) |
|
|

|