紙工作・軍艦「高雄」製作記
これまで作ったものは、考えれば考えるほど紙が薄すぎる。このままだとグシャリと潰れそうな気がしてきた。印刷した紙をあげる機会ができたので私も思い切って作り直すことにした。というのも途中でプリンタを新調したところ両者の印刷結果で微妙に辻褄が合わない箇所が出たのである。 印刷は最後まで同じプリンタでする というのが鉄則のようである。分かっていたもののこの位はいいだろうというファジーな考えが良くなかった。 ということで作りかけの高雄とはさようならをしてしまった。(汗)
心を入れ替え再チャレンジなので竜骨や甲板は厚紙に貼り付けることにした。試しに竜骨を組んでみると実に具合がいい。これならば帝国海軍・重巡洋艦高雄の風格が保てることであろう。 この艦の艦長を経験し戦艦武蔵の艦長で戦死した猪口敏平氏は近所に住んでいた遠縁の小父さんの同期であったことを先年知った。 高雄艦長時代の猪口氏から寄せられた手紙を小父さんの法事の際に見せたもらったので何となく気になる艦である。 それに、現在悲痛な思いで読んでいる高松宮日記の著者、高松宮殿下は若かりし時代を高雄の砲術士官として訓練に励んでおられたようである。具体的な装置の故障と対策に連日苦労されていたことを日記では読み取ることが出来る。 大変日本的な故障が多く、物作りをやっていたものとしては苦笑いをしながら読み進んだ。
二週間ほど前に甲板も厚紙で強化し、これらの竜骨と寸法合わせをやったのであるが、今度はぴったりと合ってくれたので一安心である。 これならば頑張り甲斐がありそうである。気長に取り組むこととする。 この艦の次には戦艦山城という大作も待っているのである。 が、気が遠くなりそうだ。(笑)
<切り抜き済みの竜骨を組み立ててみました。>
ところが、腱鞘炎が再発し、横目で睨みこれからの作成計画を考えるだけのおあずけ状態となっている。 過ぎたるは及ばざるがごとし、急がば回れを実践した初夏の日々であった。(汗) 切り抜き終わっていたものを組み立ててみたのが上の写真である。 いつまた気が変わり頓挫するか分からないので恐る恐るここを更新し、次に進むこととする。(2006.7.6)
更新するまでもない程度作業が進みました。写真の船体をつなぎ合わせたところです。手が不調なので切り抜きはいけません。特に鋏は今のところトラウマで触らないようにしています。 ただ、紙軍艦は鋏は使えません。カッターが一番です。 長い夏休み、ペーパーモデルはいかがですか。お子さん向きの無料でダウンロードできる型紙がインターネットサイトには山ほど転がっています。夏休みの工作にお薦めです。 我が家の成人した子供達が小学校の頃は全く存在しなかった世界なので羨ましい限りです。世の中のお父さん、お母さん一緒に楽しんでください。楽しいですよ。(2006.8.1) |
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