スパム缶製作記録

2008.9.27 スパム缶を作ろう


さるオークションで思わぬことから入手したスパム缶です。(正式名称はブリード パシフィック バトル・オブ・ブリテンクラスと云うそうですが、此処ではスパム缶という俗称を使うことにします。)
ところが作成中のEveningstarがなかなか完成に至らないことやレイアウトの改造が酷暑のせいで中断。 趣味だけでなく家事でも様々な課題が湧き上がってしまい入手したまましばらく寝かせてしまいました。ところでスパム缶とは何か、詳しくは英国等のサイトで調べて貰えばご理解いただけると思いますが、日本では殆ど馴染みのない機関車です。 ここは、独自の技術で創り上げられたスパム缶をライブスチームとして巧妙に仕上げたアスターホビーのサイトからその由来についてのくだりを引用させていただきました。 更に詳しいことは外国のアスターのサイトにあるかも知れません。
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 世界中に数ある蒸気機関車の中でも、特にユニークな外観を持つこの機関車は英国でも随一の蒸気機関車エンジニアO.V.S.ブリード氏の意匠が詰まった機関車です。
1945年以来110機以上が製造されたこのThe West Country & Battle of Britain class(ウエストカントリー別称バトルオブブリテン)クラスはそのユニークな外見から通称スパム缶と呼ばれ、特急旅客車としてサザン鉄道の主要線路の随所を走行し人々に親しまれてきました。中でもアトランティック・コースト・エクスプレスやナイト・フェリー、日本でも良く知られるゴールデン・アローなどの名を冠した鉄道は、現在も鉄道愛好家の間で根強い人気を誇っています。
The West Country classの機関車はそれぞれにサザン鉄道の拠点であるイングランド南部の町や地域名に、一方のThe Battle of Britain classの機関車には第二次世界大戦さなかの有名な空中戦で活躍した英国の飛行機や飛行チーム、名将の名にちなんだ名前が付けられています。

 今回アスターホビーはThe Battle of Britain classの中でも最も知られる2機をモデル化いたしました。サザン鉄道仕様の21C166 Spitfire(スピットファイヤー)は大戦中最も活躍した英国戦闘機にちなんだ名前が付けられており、実物自体は保存されておりませんが現在でも鉄道愛好家の方々や鉄道員に広く愛され続けています。他方英国鉄道仕様で改良された炭水車をもつ34051 Winston Churchill(ウィンストンチャーチル)には同大戦で英国を勝利に導いた名将であり名高い政治家でもあるチャーチル卿の名が冠せられています。1965年、同卿が亡くなった際は葬送列車を牽引する大役も努め、現在はヨークの国立鉄道博物館に所蔵されています。
110機以上製造されたこのクラスの機関車のうち50機以上が1956年から1961年にかけて更なる改良を加えられており、改良機を含めた20機以上がその最後の商業運転から40年以上経た現在も英国内の至るところで大切に保存され、そのユニークな姿を今に伝えています。
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 これから作ろうとしている機関車は、サザン鐡道のスピットファイヤーです。明るい緑色の車体には蒸気機関車とは思えない雰囲気を感じます。この先どのような展開が起きてくるのか例によって予想できませんが、じっくり創り上げていこうと考え始めたところです。この様子では年を越すかも知れませんが、この記事にお付き合いいただければ幸いです。
やっとエンジンブロックをとりだして並べてみましたが、これを見るとやる気が次第に起きてきます。
そうそう、エンジンが三つあるというのは、この機関車は三気筒エンジンです。このエンジン構造に魅力を感じて入札した次第です。三気筒エンジンはシェイ以来ですが、ギヤードロコでない普通の機関車では初めての経験です。どう仕上がるのか楽しみです。





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