| 昨年相模原市の「工房あなろぐ」から入手した卓上旋盤であるが、未だに使用方法を習得もしていないというのに本格的旋盤が来てしまった。(笑) 工場の天井から渡されたベルトで駆動するという堂々たるものである。ただし、これがもし縮尺1/1であればの話である。(笑)
ところがこれは1/80つまりHOゲージサイズのホワイトメタル組立キットで長さは5cm程度の可愛いものである。 米国のレイアウトではストラクチャーを飾るアクセサリーとしてよく取り入れられているものなのであるが、なぜか日本のレイアウトでお目にかからることは稀である。日本のメーカーではこれらのものをほとんど作っていないようにお見受けするが、我々ユーザー側にも需要が少ないからかもしれない。例えば機関庫の側にある工場内の設備であるが、車両の精密度を上げたくて仕方のない日本のマニアの性向がなせる技かもしれない。レイアウトとジオラマを区分してしまう模型界にも起因しているのだろうと勝手に想像している。 とはいえこの旋盤は私のレイアウトとはスケールでは倍違うので車庫内や工場内に納めることはできないので、「からくり鐵道」のシンボルにしておこうと思っている。
なかなか進捗しないレイアウト工事の合間の気分転換用として組立て行こうと思うのであるが、ホワイトメタルの組立キットが幾つか溜まっていることを思い出した、更にスケールの大きいOゲージサイズ1/32のスチームロードローラーが引き出しの奥に収まっているのである。
そうそう、二十年ほど昔にHOサイズのT型フォードも組んだのであるがあまりの下手さに涙したことがあった。ということが連想ゲームのように浮かんでくるのであるが、今回は果たしてと不安がよぎってくる。 それでも前回よりもずーっと大人になったので何とかなるだろうとバリを削り始めたのであるが、やりすぎて手が痛くなり早くも中断である。 ライブスチーム工作で会得していたはずの「工作には欲が禁物、疲れの出る一歩手前で休止」ということを忘れしまっていた。初心に返り再開することとする。
「工房あなろぐ」もこのところの不精進でご無沙汰続きである。そろそろお伺いしようと冬眠から目覚める熊のような気分になっている。 (2009.2.10 ) |
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