GWR Castle製作記録

2010.8.19 試運転完了


 明日からビッグサイトでJAM(国際鉄道模型コンベンション)の開催である。 毎年楽しみにしている大人の?お祭りであるが、それにはなんとしても自分の機関車を持ち込まねば楽しみも半減である。と云うことでしばらく眠っていた機関車に火を入れた。本来はアルコール瓶2本以上慣らし運転すると調子が出てくるのであるが、本日は瓶半本程度だったのでまだまだ不十分である。 運転した感想では燃費がかなり良さそうで、瓶2本消費するにはかなり走り込む必要がありそうである。

最初はエンジンが固くて回らない。「エアではあんなに簡単だったのに。」とブツブツ言いながら加減弁を大きく開け手回しでやっと起動することができた。四気筒と云うこともありもともと凝結水の抜けが悪いようである。単式なので複式ほどではないと思うのであるが、なかなか水が出ない。 それでも動き出すと意外になほど大きな排気音で快調に、淡々と回ってくれた。 発見した不具合は給水パイプの洩れであったが、留め金を締めてすぐ止めることが出来た。午前、午後それぞれ一回動かしたが、曇りの天気予報が外れて熱中症一歩手前になってしまった日である。 こみ入った不具合でもあったらそれこそ修理に熱中して倒れたかも知れない天気であった。このような作業をやっていると涼しい日が恋しくなってしまう。
 コロの上に設置し、いつもの手順で点火・昇圧・起動を行うと、ご覧のように動き続けていた。

 

今回はあたりを取るのが目的なので軸受けなどの潤滑油を多めにしておいた。機関車全体はギクシャクせずに回ったので内外エンジン間のバランスも取れているようだ。試験OKである。 ただ、加減弁の開角度は使い込んだ機関車よりもかなり大きなものとなっており、使い込むにつれて小さくなると考えている。


運転後の煙室はこんな具合である。焦げているところを見ると煙室内の温度は結構高く上がったと思われる。よく燃焼していたと云っていいだろう。



夕方、JAMに向けてケースに格納したのであるが、小型なので運搬が大変楽に思われる。線路上の走行で問題が起きなければ完成宣言である。

じつはこの日もう一台試運転をしてしまった。オークションで到来したラジコン仕様車である。 ところが送信機と水晶は自前調達しなければならないのでラジコンでの運転は後日と云うことにし、強制的に手動で動かすことにした。サーボに触れずに動かせるようにしてあるところが逸品である。各所に改良したあともある。



Gゲージなので1/30の1番ゲージとは縮尺が違い大ぶりであるが、気軽に楽しめそうなのでこれを落札した次第である。 ただ、この機関車のラジコン復活には、もうしばらく時間をかける必要がありそうである。 この話題は別のネタに取っておくこととする。





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