からくり整備工場
Katieのラジコン化(2010.8.20-9.25) |
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オークションを覗いてしまった結果、想定外にGゲージのライブスチームを入手してしまった。 我が鐵道では初めてのRoundhouse社Katieという0−4−0 Bタンク機関車である。このメーカの機関車はたまに北裏鐵道で目撃していたのであるが、まさかウチの会社に入線するとは、自分でも驚ろいた。しかもラジコン化されているのである。 ところが、ラジコン送信機と水晶が付いていなかった。 しかしながら売り主は面倒見のいい方で使用可能な送信機をオークションで探してくれたり、操作法やガス注入部品を提供してくれたりで大変助かっている。 このような売り主に会うと嬉しいものである。
とりあえず購入後の確認のために火を入れてラジコン無しで動かして問題ないことも確認できたのでほっとした。あとはラジコン化計画の実行である。 という次第でそのまま「からくり整備工場」入りとなった。
実は、ラジコンについてはずぶの素人同然で20数年前にCLIMAXをラジコン化して以来触ったこともない。 プラモデルのものはブラックボックス化されているのでラジコンとは云えないものである。 アナログ、デジタル、FMというような電波形態の他に24Mhz、72Mhz、2.4GHzという周波数も変化していることを知ったのである。これは大変だ。(汗)
ブログに書き綴った整備状況をかいつまんで紹介する。 --------------------- この夏の酷暑のおかげで連日40度近い工場内の温度である。ここでしか工作が許されていないのが辛い現状である。(苦笑) しかしながら暑いと脳味噌が働かない、特にラジコンのような電子兵器はクリアな頭でなければ理屈も分からない。 以下頭を使う作業は涼しい部屋でこっそりやることにした。 オークションで6ch送信機を落札し(競争相手がいないというのはこの72Mhz帯周波数は終焉か?) 秋葉原のラジコンショップを走り回って最後の一軒で50番のX-talを探し当てたのはラッキーであった。 このあと青春18切符の旅で酔考さんと喜多方方面で遊んでしまったのでしばらくお休みとなった。
さて作業再開。 水晶を入れて電源を入れてみたがうんともすんとも言わないのである。「しまったぁー。」と思いつつ説明書を再読するとどうやら変調がFMのようである。すっかり電子化されたディスプレイで設定変更しレバーを動きしてジーッと動いたのには涙が出た。
無事動いたので細かく弁の設定位置を確かめると・・・・。 逆転弁の中立点がずれている。トリマー修正範囲を越えているのである。 であれば逆転機サーボにつながるレバーを外して長さ調整ネジを回して中立点に持って行った。 新型送信機のトリマーが電子式となっておりディスプレーに表示されるのに驚いた。(その後売り主氏から指摘を受けたのであるが、この送信機にはさらなるトリマー機能が付いていたのである。勉強が足りない。)
このようなドタバタの末にやっと動き出した機関車と72MHzRC送信機であるが、6chもある。今回必要なのは2chのみで勿体ないのであるがオークションで安く仕入れた新品なので良しとしよう。受信機用電池の充電器も一緒に手に入ったのでこれでフルセットとなった。ただしばらく火を入れられそうにないのが残念である。
この機関車は一見ワルシャート式弁装置のようであるが、簡素化弁方式とのこと、この方式の弁はRoundhouseの多くの機種に搭載されている。コンビネーションレバー、ユニオンリンクなどのクロスヘッドとの連携は省略されており、カットオフは可変ではないとHomepageに記述されている。 三日月のエキスパンションリンクでのダイブロックの位置と動輪のリターンクランクで前後進を決めているようである。 まだ仕掛けを理解していないのでこの調整が正しいのかよく確かめる必要がありそうだ。 それはともかく、この位置が後進である。
送受信機の電源をオンにすると運転室右側に赤いLEDが光るのである。これも前のオーナーが改造したとのことで再塗装・レタリングも含めなかなか凝っているのである。
送信機には電池を入れてからの累積時間や現電圧までもが0.1V刻みで表示される。これによると運転に至るまでに累積58分電源オンしたようである。親切なような嫌みのような表示機能である。 その他にも興味深い機能があるのであるが、殆ど使わないまま運用に入るだろう。 ---------------------
こんな具合に作業を進めているのであるが、まだ整備結果は出ていない。多分大丈夫であろうと楽観的に考えているのであるが、空けてびっくり玉手箱にならないことを祈っている。 |
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