思い浮かぶことども

2011.11.6 東日本大震災模様と原発事故の課題(2)


家が落ちつくとどうしても原発に目が向いて不安な日々を過ごしました。そしてまたそれは現在まで続いています。それに唐突に始まった計画停電騒ぎなども何とかして欲しかった事件です。冬になるとまた蒸し返されるのでしょうか?


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3月13日(日) 原子力発電所のトラブルへの疑問

毎日余震が続きゆらゆらと落ち着かない日々です。東北地域よりもずーっとましな東京でありますけど。

福島原発三号炉がまたしても冷却不良になりました。一号炉と同じプロセスを辿っていることが気になります。同じことが起きるというのは設計上同じ問題を持っていると云うことでしょう。 煤煙のない環境の現代の生活を享受すしたいのであれば原発は避けて通れないと思っています。原発は必要とは云いませんがあくまでも将来の理想的な発電システム(何だろう?)への過程であろうと考えています。 エネルギーを捨てて古き良き時代?に戻ろうとは思いませんし、既に戻れないのではと思います。 CO2 25% 削減?大見得を切った人がいましたがこの先何処へ行くのだろう。 原発可否について言及するつもりはありませんが、現状は原発ありきでシステムの見直しをやって貰いたいものです。

マスコミ報道で知る範囲では、次のような推移でした。

・地震による停電のために一号炉の給水ポンプが停止し、冷却不良となったのでバックアップ発電機の起動を試みたもののディーゼルエンジンが動かなかった。

・電池に切り替えたがそのうち電池切れとなった。 外部電源車の到着を待ち冷却を始めたが発熱量が大きいせいか必要冷却水位を保てなくなり報道されている過程を辿った。

・最後の手段に海水を注入し原子炉全体を外部から冷ますことにした。これでもちろん廃炉でしょう。

この中に腑に落ちないのことが幾つかあります。 「なぜエンジンを起動できなかったのか」、「外部電源車での冷却でなぜ冷却水位を保てなかったのか」、「最初からなぜ海水を入れなかったのか」などなど・・・・・  地震そのもので原発自体は破壊されていないのに停電と云うことが廃炉へと暴走してしまっているように見えます。 風が吹けば桶屋が儲かるという流れでありますが、システムトラブルとは大抵こんなものかなと思わされました。技術屋の立場で考えると地震で原子炉停止システムが正常に働いたことは評価できます。新幹線の脱線等も起きなかったのもその一つです。

素直に考えると、
まだディーゼル発電機をバックアップシステムに使っていたのだ という驚きです。起動するのに圧縮空気が必須で数回起動を失敗すると動かせないレシプロエンジンからメンテナンス性もいいガスタービン式に変わっているのが最近の傾向と思います。原発自体が古かったのでバックアップも古いままだったのでしょうか? 空気切れで起動できなかった?? 電話局の自家発電装置はかなり前からガスタービン化を図っていたと思います。

冷却水位低下とともに圧力が上がりすぎてそれに打ち勝つ注水能力をポンプが持っていなかったのでは?

 蒸気機関車でもたまに安全弁が噴いている高圧力時にボイラーに水が入らなくなることがありますが、たいてい逆止弁の詰まりやピストンリングの洩れなどポンプの整備不良です。取水口にゴミが詰まったという話もありますが、写真を見ると海からは隔離され、地震前後の写真でも取水口の詰まりはなさそうです。あ、この一連の写真を見ると絶句してしまいます。

海水を入れることは最後の手段なので、これを行えば廃炉にせざるを得ないでしょう。 そろそろ設計寿命の原子炉なのでいずれ廃棄されるものだと思うので、ある段階で海水注入を決断すべきではないでしょうか。三号炉でも同じプロセスを辿っていますが、上記の疑問は解けないままです。 海水注入用ポンプを別に調達していると云う報道を聞くと万全のセキュリティ管理が出来ていなかったと云えそうです。

東京電力さん、これらの私の疑問を解いてください。(苦笑) システム作りでも主題は大事にされますが、運用・メンテナンスは意外に軽く見られてしまう傾向にあります。 これでは画竜点睛を欠いていることになるのですけど。


追記:20:00

 三号炉も結局同じ状態になったようで大変気になります。細かな整備不良が引き起こした大トラブルのような気がしてなりません。トータルシステムとして見直す必要がありそうです。資金豊富な電力会社のノウハウに期待していましたが、ちと失望気味です。 でも、真相は如何に?(汗)



3月14日(月) 停電宣言とは?

東北の震災でお亡くなりになった方々のご冥福をお祈りいたします。
そして被災された方々が一日も早く元の生活に近づかれますように。

連日の報道を見入っていると次第に暗澹たる気持ちになってしまうので暖かくなった今日は家人と気晴らしに歩いてきました。 家人は取りあえず銀行に立ち寄って災害義援金を振り込んでいました。私もいずれと考えています。テレビを眺めて嘆くよりもこちらがズーッとましと思います。このあとみずほ銀行は大規模なシステムダウンが続いてしまったのです。嗚呼何たることか(^0^;)

ところで、東京ではエリア別停電が突如宣言されたので企業も個人もそれに備え始めたのですが。本日は実施されませんでした。このことに通勤客が大迷惑を被ったようです。というのも突然停電を止めましたとの逆宣言、電気は来ているのに電車が止まるというみっともない状態でした。 東京電力の都合で右往左往させられたようです。鐵道会社のような重要な機関と一般ユーザと同等に扱ったので我々もすっかり振り回されてた一日でした。 近所の経堂駅が新宿方面への始発となった小田急線では通勤客が延々と行列をなして駅も大混雑だった由。

停電するのであればライフライン・ユーザーとの密接な連携は必須でしょう。 止めなくてもいい列車を止めてしまい日本の活力or再生するためのエネルギーを削いでしまったようです。 思いばかりが先行して実がとれないやり方だと思います。 こような形式だけのやり方で原発事故へ取り組んでいないことを祈りますが、これが電力会社の体質ではなかろうかと考えさせられた停電宣言でした。被災者の数の増加とともに原発の後始末が気になる日でもあります。燃料棒の溶解、どうなるのだろう。

いずれにしろこの停電のやり方は、覚悟している関東の住民にちと失礼かなと思うとともにこれが四月末まで繰り返されると狼少年になってしまうようです。 宣言したことは腹を決めて実行し、その結果(効果)は明確に公開・報告することが重要です。 実施することに意義ありでないことを願います。 ただし、鐵道の電力は終日確保すべきではないかと思います。 東電の記者発表には言い訳的な謝罪の言葉が多すぎて何を言おうとしているのかよく分からない場面もありました。政府発表と重ね合わせると何か隠蔽しているのかと邪推したくなりますが、都心に人を集めたくないのか?如何?

こんな具合に、テレビをじーっと見過ぎてしまうと変なストレスが溜まります。

さて、外を歩いてみて車の多いこと。ですが、ガソリンスタンドの売り切れ休業も目立ちます。そしてコンビニのカップ麺は本日は完売で、電気店では懐中電灯、電池完売、もちろん携帯コンロとガスもありません。何だか異様な雰囲気でした。老父はのんびりしたものでモノがないことも知らない風だったのでお菓子と手持ちのカップ麺を差し入れておきました。本日は一万七千歩歩きました。花粉がひどいようでしたが、放射能の塵よりもましです。(苦笑)

あ、我が家は神戸の震災のあとに大規模(笑)に備蓄し、すっかり忘れていたので昨日子供達と見直して一部入れ替えました。期限切れが多かったのですが、食べてみると問題なしだったので次のモノを買ってから差し替えることにします。当時は非常持ち出しリュックを大人用三個、子供用二個作っておりましたが、すっかり忘れていました。年一回はチェックしなければいけませんね。災害は忘れた頃にやってくるという格言の通りです。 当時は普通の懐中電灯だったのでこれをLEDライトに入れ替えるつもりで買い物散歩をしたのですが、やはり売り切れ。 それに世田谷区は停電第4グループなので午後は休業と追い出される店もありました。

停電がなかったのでなーんだと拍子抜けです。そこまで関係者が覚悟していたのだから訓練の意味でも実施すれば良かったのにと思います。そして突然電気を切らないようにして貰いたいものですが、そういうことにはならないでしょうね。

何だか写真を入れる気の起きない気分が続いています。





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