C622製作記録

2004.5.5 修理完了、さて、直ったか?

 1月4日に水圧ポンプの製作ミスが判明し、すっかり落ち込んでしまったことと仕事の色々が重なり全く修理意欲が失せて五月に入るまで放置していました。が、連休の前半に生まれ故郷の佐賀県武雄市に遊び、友人達と会うことでエネルギーが充填されたようです。思い切って昨日午後から取りかかり一気に分解組立をやりました。やってみると意外に素早く出来上がりました。しかしながら修理に集中したせいで記録写真は全く撮っていません。文章での報告でご容赦下さい。

 まずはボイラーと本体の分離です。全ての工程を戻らなければいけないのかと思っていましたが、簡単に云えば煙室内と水圧ポンプ系の配管を取り外し2本の接続ピンを緩めると分離できました。ランボード全てを取り外さなくてもうまくいきました。作業を急ぐとネジ類が何がなんだか分からなくなってしまいますが、小箱に分類しながら実施しました。
分解は最小にとどめ、安全を期して引っかかる箇所があれば部品を外しながら作業することにして着手しました。
 逆転機、ドレイン弁の長い延長リンクが引っかかるので圧縮機と空気タンクを外しました。
そうそう、汽笛弁の接続を外そうとしたところピストンカバーが邪魔なので片側のみカバーを取って煙室内壁を外しました。もちろん後台車は最初に取り外してあります。

足回りとボイラーの分離後、状態を確認すると、指摘通りポンプのブロックを左右逆に取り付けています。何でこんな単純ミスをしたのか不思議でなりません。今度は慎重にやりましたが、組立後も同じ間違いをしたような気がしてなりません。いわゆるトラウマって云うやつでしょうね。「本当に大丈夫だろうか?」と、この文章を書いている現在も不安です。(汗)
 取り外したネジや部品を忘れないうちに組み立てることとして23時過ぎまでかかって作業を終えましたが、シール剤の除去が面倒でした。
一気に頑張ることにしたのは、このまま一休みすると、9600と同様に一年は元に戻らないだろうと自分自身を危惧したからです。

 さて、シーリング剤も固まった今日、テンダーのハンドポンプでボイラーに空気を送り込むと今回は入っているようです。しばらくハンドルを動かして汽笛釦を押すと、シューッという音が微かに聞こえます。これで多分大丈夫でしょう。 もし、火を入れた試運転で失敗すれば、やけくそでも頑張るつもりです。 
 午後からコンプレッサーで本体の動作を確認しましたが、異常ありません。もっとも低圧低温での試運転なので火を入れてうまく動くかどうかおなぐさみであります。

 「さてさて、頑張って近日中に火入れ式をやるぞーっ。 乞うご期待。」(笑)(2004.5.5)




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