| 不慣れな運転を何とかしなければと思って天気予報の外れた日曜日、再び運転にチャレンジしました。今回は素直な気持ちで動かしてみたところ、前よりもアルコールの流れがスムーズです。着火も容易でブロワーを回す時間も心持ち短くなったように思えます。本日のメニューは、燃料タンク、ボイラーを満タンにした上でのんびり動かしてみることとしました。 3回目の試運転ともなると操作にも慣れて余裕を持って進められました。一番やっかいだったのはヤブ蚊の襲来です。蚊取り線香が運転の必需品でした。
<第一回運転失敗時の準備。この時は燃焼不良で結局うまく動きませんでした。>
起動時にドレインコックを開きました。が、思ったほどの効果もなく、どうせ車体が油まみれになるのであれば煙突から水を噴き出させるのが手っ取り早いようです。それでも出発時の蒸気排出の気分が味わえそうなので湿度の高い冬の日に試してみると楽しいかも知れません。 軽くレギュレータを開き、回転が安定したところでフルギアから5−6回戻し、排気音が大きめに鳴る位置にしておきました。空釜に注意しバイパス弁は戻り管からポツリポツリと水が垂れる程度に閉めておきました。この状態で30分以上動いていたと思います。 圧力計が4kg/cm2に近づくと安全弁がブーッという甲高い素晴らしい音色で蒸気を噴き出し、ポンと止まります。これが運転時のアクセントでした。単調で落ち着いた時間が経過し、燃料管に空気が混じり始めるとともに運転終了です。 この機関車は、潤滑油タンクが結構大きく1日運転しても1,2回の補充でいいのではないかと思える減り具合です。長時間運転を意識した設計をしてあるのかなと思いました。もちろん、煙突に金属板をかざしてオイル混じりの排気が出ていることも確認しました。となると貨車を引いてのロングランをやりたくなりますが、今のところ運転環境もなく、公私の行事を考えるとしばらくお預けになりそうです。 1年以上もかかってしまったJNR9600の製作は、一応これでピリオドです。運転日記に引き継ぎたいと思いますが、全くの未定です。自宅回線の高速化、プロバイダの再設定等の課題もあって実現にはまだまだの話になりそうです。 とりあえず「からくり鉄道の機関車達」という場所に我が家に入庫しているライブからNゲージまでの模型機関車の類を集めようかと思っています。紹介に値する機関車は、少ないのですけど頑張ってみます。 そうそう、この試運転の余勢をかってクライマックスに火を入れました。通風弁要らずの単純なガス釜運転法を思い出すのに戸惑いましたが無事動きました。ガスバーナーのコントロールが難しかったことを思い出したのですが、これは火が消えてからです。 まあ、10年近く動いていなかった機関車が無事動いただけでも儲けものです。手直し箇所も1,2見つけました。20年前の車体ですから無傷であるわけがありません。これも今後の遊びのネタです。 |
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