| 台風一過で急に.,猛暑となりました。こう暑くなると防水カメラを連想します。ということで今回はクラシックカメラとは言い難いのですが特殊なカメラを取り上げました。 防水カメラといえばニコノスです。残念ながらニコノスは既に生産を終了してしまい過去のカメラとなりつつあります。我が家でも思いがけなく防水カメラというか水中カメラが増殖を始めております。最初は私の興味でフジの現場カメラHDシリーズ35mm、28mmが到来しました。前者は会社の近くのDPE屋でいただいてしまいました。28mmは世田谷ボロ市で安く購入しました。これは新品同様ですが、描写性能は只でもらった前者がずーっと良いようです。28mmは周辺落ちが大きいように感じます。 その数年後、カメラ師匠のOTOMENさん推奨のニコン・カリブが手に入りました。常々そのレンズの優秀さを聞かされていましたのでオークションで見かけた際に間髪を入れず購入しました。青いカリブが届きましたが、これがまた優秀な逸品でありました。5m防水なので少々の水にも平気です。初デビューは、2年ほど前に酔考さんと足利方面への色鍋島探訪&赤見(出流原)温泉旅行でありました。出流原には湧水を溜めた鱒の泳ぐ池があり、この池にカリブを沈めストロボとセルフタイマーで撮影したところ、見事に水中を泳ぐ鱒を写し取りました。その日は強い雨でしたが、陸上でも気にすることなく撮影を継続出来、全天候カメラの実力を発揮しました。 その後、カリブは黒、青と集まり、最初の一台は友人の沖縄旅行用として旅立ちましたが、残りは健在で出番を待っています。 (昨夕、友人に会ったのでその後のカリブ情報を聞いたところ、ニコンサービスで防水用ゴムを交換し、沖縄で大活躍だったそうです。間違って10mまで潜ってしまったものの異常なかった由、さすがニコンです。(2003.10.04))
<ニコン・カリブ黒。隠れた名機です。> ここまでは単なる防滴、防水カメラのお話なのでカメラに興味のある方は大抵到達できる世界だと思います。 カミさんが水泳にはまって数年、その後水中遊泳にのめり込んで何年経ったことでしょう。最初はデジカメにハウジングを付けていましたが、AFの性能もあってなかなかタイミング良く被写体を捉えることができません。先年、誕生日にニコノスVをプレゼントしたところこれを気に入ってくれました。ファインダーで見た瞬間にシャッターが落ちて印象に近い写真が撮れるそうです。いつの間にかレンズが35mm/f2.5、28mm/f2.8、20mm/f4.5へ増殖していました。20mmを気に入っているようです。 撮り溜めたフィルムも随分な量になりましたが、撮ったフィルムをスキャナーで取り込み自分なりのライブラリーを創り上げているようです。ニコン・クールスキャンIVというスキャナーは、バッチ処理機能が付いているのでネガを6駒読ませると自動的に取り込んでくれます。ファイル容量対策には外付け160MBHDDをあてました。パソコンにはさほど詳しくないカミさん用として安全策をとった次第です。 最近、沖縄まで遠征してきましたが、ご覧のような世界に遊んでいるようで羨ましい限りです。
<沖縄・阿嘉島 ニコノスV 20mm/f2.8> カミさん撮影 ところが、今年の7月、あのニコノスRSが我が家にやってきたのです。 実際に触って驚きました大変素晴らしいカメラです。水中カメラを極めると此のようになるのでしょうか。世界の超一流品とはここまで作り込まれていることを知って仰天しました。知る人ぞ知るプロ仕様、何故生産を中止しても引っ張りだこなのか陸上で触って感激しました。先日、初デビューさせたようですが、広角に慣れたところで50mmマイクロに変わってのでちょっと戸惑ったようでした。次回は同じく入手した13mmで頑張ってみるようです。メインカメラを代えると慣れるまで違和感を覚えますが、まあ、そんなところのようです。RSに慣れたところで作品を拝借いたします。 防水カメラをテーマにしたものの現代カメラの話になってしまいました。冷夏のせいでぱっとしない話題になってしまいましたが、ご容赦下さい。
<カミさんのカメラ箱を拝見。いつの間にか増えています。> (2003.8.24) |
|
|