からくり鐡道の機関庫
2004.5.15製作・45mmJNR・C622(移籍) |
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自分で作りつつ完成を待ち望んでいたC622ですが、今までの機関車の例に違わず完成させるまでモタモタしてしまいました。9600作成の場合と同様に一年以上かかりそうでビクビクものでしたが、晴れて完成させることができ製作記録の幕引きができました。 資金繰りには例によって苦労しながらも暑い夏の盛りに組立に着手しました。しかしながら仕事のストレスに負けそうになる日が続いたため進捗は遅々としてはかどりません。今年の正月に試運転にこぎつけたものの致命的な欠陥があって分解・再組立となってしまいました。 それから4ヶ月、やっと完成しました。まだ足回りが固いのですが牽引力は充分です。 C622は、これまで作った機関車の中では一番大きくて重く迫力のある機関車です。全体で10kg、機関車だけで7.5kgあるので扱いも慎重になります。 アスターの最新設計の機関車となると設計も色々工夫され大変精密な出来であり後方に控えているクライマックスよりもある意味では工芸品に近くなっているように思えます。 まだまだ運転に不慣れでこの機関車の特性などは掴めておりませんが、運転を重ねた上で改めて紹介していきたいと思っています。 今回は大変力強い機関車であったという、とりあえずの完成報告といたします。(2004.5.15)
雨模様の徒然(つれづれ)に雑記帳のライブスティームの力で紹介した数式を使ってC622の牽引力を計算すると連結器出力は、0.988kgとなりました。1kg弱です。空転しなければ60kg程度は引けるはずですが、足回り粘着力がまだ不十分で現状は1/3程度の牽引しかできないかも知れませんが、これからの走り込みで性能が上がるものと思います。(2004.5.22)
<やっと完成したC622 後方は20数年前製作のクライマックス>
<JNRC622の仕様> 縮尺/ゲージ 1/30, 一番ゲージ (45 mm) 総重量 10.0 kg.(機関車 7.5 kg + 炭水車 2.5 kg.) 全長. 768 mm (483 mm, 炭水車284 mm) 全幅 機関車 104 mm, 炭水車 100 mm 全高 機関車 142 mm, 炭水車 120 mm 車輪配列 4-6-4(2C2) ハドソン/バルティック 動輪径 φ58 mm(ボックススポークタイプ) 先輪径 φ29 mm(ディッシュタイプ) 従台車・炭水車輪径 φ29 mm(ディッシュタイプ)
シリンダー 砲金製2気筒, ボア 15 mm Xストローク 20 mmドレンコック装備 ピストン ルーロン製ピストンリング各2計4本使用 バルブ形式 スライドバルブ 弁装置 ワルシャート式
ボイラー形式 銅製、ロコボイラー 、煙管大1本、小煙管4本、スーパーヒーター1本 ガス、木炭兼用(木炭の実用性は低い) ボイラー容量 350 cc (70%満水時) ボイラー装備 安全弁 X2,逆止弁,圧力計,水面計,加減弁,通風弁,汽笛弁,排水弁
軸動ポンプ ポンプラムφ0.5mm Xストローク 6mm 給油装置 ロスコー式(前端梁上に装備) 炭水車水容量 300 cc (ハンドポンプ装備) 燃料タンク容量 120 cc(ブタンガス) 燃料 ブタンガス・木炭 最小回転半径 2 m |
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