連休阿房旅行
4/30 神社を辞して今夜の宿ペンション「ピクニック」へ案内してもらった。さてどんなところか全く聞いたこともない宿であったので興味津々及び諦観である。 武雄の保養村の湖、いや、溜め池沿いを走ると厚生年金、船員組合等の保養所が並んでおり、その奥には異様な格好の県立宇宙科学館が見えてきた。 「ここばい」と言って先生の指さすところを見ると渋い木造のペンションがある。 なかなかしゃれているではないか、その昔は人を化かす野狐(やこ)が出ると云っていた、ここ永島地区というひなには似合わぬ建物である。ここは信州か、清里かとは言い過ぎであるが、いいではないか。
<今日と明日の宿です。>
「俺も温泉に入るバイ」、と着くなり先生が言い出した。荷物を置くのもそこそこに温泉へ向かった。温泉は、本格的であった。露天風呂も岩を積んでなかなかいい気分のものである。CM代を貰ったり宿泊費を勉強して貰ったわけではないので詳しくはペンションのHPを見てもらいたいが、わずかにぬるりとした武雄温泉とよく似たアルカリ泉質のようであるが、主人の話によるとこの地区の泉質は武雄温泉と若干異なっているとのことであった。泉量も豊富のようである。 内湯と露天風呂と出たり入ったりしてすっかりいい気分となって夜の宴会に備えた。 その前に、一服して部屋を見直すと、部屋の中にロフトがあって其処にも寝られるので五,六人まで行けそうである。うまく考えた作りなので家族揃ってどっと押しかけても大変楽しい部屋であろう。彼女と来てもそうだろう。酔考さんとはどうだろうか(笑)
さた、18時より場所を変えて宿から少々通りに出たところ、先生の知り合いで「ゆたか」という料亭に集まることとした。幼馴染みのまーちゃん先生と同じく商工会議所の親分をやっているよーちゃんが場を設定してくれたのである。実は、今日までまだお返しをしていないのが気懸かりであるお待ち下さい。(汗) 三々五々メンバーの集まりである。 まずは、会頭のよーちゃん、先生のまーちゃん、たまたま東京から里帰り中のえがちゃん、地元に定着した栄養専門家むっちゃん、それに最近東京の単身赴任から解放された佐賀県観光の局長さん、そしてまだ東京単身赴任が続く県情報発信の所長さんと我々二人の8名である。 さすがに地元情報通の局長と所長殿から相知(おおち)小松酒造の幻の銘酒「万齢」が差し入れされ、すっかり酩酊してしまった。実にいい酒である。これからが楽しみだ。もう一種類美味い酒があった。名前何でしたっけ? 久しぶりの九州料理なの味付けを若干甘めに感じるが、珍味の・海茸のバター炒めや熊本の味と思っていた太平燕(たいぴーえん)なども登場。食べきれない量であった。
異次元から現れた酔考さん、局長さん、所長さんに高校の同級生の面々が混じって各々の繋がりは分からないままに、楽しい時間を過ごすことができた。しかしながら、お土産の銘酒に急速に酔ってしまい記憶がはなはだ曖昧になった。従って記録もいい加減なものとなってしまったことをご容赦願いたい。酔考先輩と記憶の摺り合わせをやりたいのであるが、二人とも同レベルの酔っぱらいだったのでどうやら不可能である。
宴たけなわであっても終わりはつきものである。そろそろ所長さんの汽車の時間も近づいてきた。何と所長殿は、佐賀市から宴会に駆けつけてくれたのである。局長殿は隣の鹿島市である。東京からの我々を歓待してくれた地元各位に大感謝して宴会を終了した。 おっと、忘れるところであった。ここで忘れてしまったら東京から苦労して持ってきた意味がなくなる。 あの「もんじゃセット」である。納会時にしっかりと各位に配ったつもりだが、数が足りなかった。 この苦労して運んだ「もんじゃ」の評価はいかがだったのか、気になるところである。
さて、宿まで先生に送ってもらうこととした。そうそう、先生は全くの下戸で一滴も飲めないと云う体質なのでこんな時助かるのである。ありがとう。(笑) 寝るにはまだ早い時間なので一仕事終わって一服している宿のオーナを誘ってベランダで二次会を始めた。意外にオタクのお酒が揃っていて、荒走り系の酒があるのに驚いた。 と言うことは良くお酒がはかどるということである。泊まり賃より酒代が高くなりそうであると思いながら杯を重ねることとなった次第である。いやー美味しかった。金なんか何とかなるだろう。(笑)
聞けば、宿の主人は尼崎、奥さんは大阪出身とのことである。武雄を気に入って定住されたのだろう。ご健闘を祈る次第である。(2004.4.30) |
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