ライブスティーム雑記帳

電動ルータの導入(2005.9.4)


  ドレメルと言えば電動ルータの中でも昔より憧れた製品であったが、最近のデフレと中国攻勢で異様に安い製品が拡がってきた。近所の100円ショップにすらビット類100円、電池式300円で売っている。とりあえず使う機会は少ないので電池式でいいだろうと求めておいたのであるが、案の定使う機会は稀である。と言うか非力なので出番がない。
そんな電池式のものが、ドリル、ルータ、300円ミニルータと溜まっている。特にドリルは倅が小学校高学年の時に私の誕生日プレゼントしてくれたプラモデルなので捨てるわけには行かない。(笑) まあ実用性もそこそこである。

 最近製作のアスターの蒸気機関車Duchess空転ばかりでどうもよろしくない。  北裏鉄道のRC名人栗原さんから動輪のニッケルメッキが原因であると聞いていた。 動輪の黒焼き付け塗装、ニッケルメッキ、銅メッキ、鋳鉄という贅沢な塗装階層の最上部・黒焼き付けが剥がれて露出してきたニッケルメッキがツルツルと空転を誘うのである。妖しい光を放ちマニアを魅了するニッケルメッキであるが実用性に欠ければ取り去るしかなさそうである。ライブスティームは走らないと意味がない。
 栗原さんからは、ルータを使った対処法の写真をメール添付で送られてきたものだから俄然ルータに再注目することになった。
「そうだ、私も持っていたはずだ。」と道具箱をかき分けて単四駆動ミニルータを探し当て、細目のダイヤモンドビットを装着した。100円ショップマシンで作業開始である。
流石にダイヤモンドはすごい。見る見る表面のニッケル層が剥ぎ取られうっすらと銅色を見せてくる。これでいいのだ、怪しいニッケルの光とおさらばである。
と、動輪一つ目まではよかったのであるが、次第にモーターが熱くなってくる。とともに電池を消耗し頼りない回転である。単四では無理のようである。 
本格版が欲しくなり、新宿ハンズまで出かけた。 なるほど、色々並んでいる、しかしながら予算少々なものだからビットが数種類付いた安価なものにした。速度制御ダイヤルの位置や握った感覚だけでは使い易いのかどうか素人にはさっぱり分からない。初めての買い物はいささか戸惑うものである。
ただ、Duchessの動輪のニッケルメッキを剥がすためには付属のビットでは難しいので結局10本セットのダイヤモンドビットを入手して万全を期すことにした。さて、今日から彫物師にもなれそうである。(笑)
おっと、その前にDuchess動輪の仕上げである。電池式で苦労した作業も新型を使うとあっと云う間に終わってしまった。運転結果も上々で九月の北裏鉄道運転会で本来の力を発揮することができたようである。空転無しの発車を味わえてルータに感謝である。いや、栗原さんの助言に依ること大である。 Duchessネタであるがルータを買って嬉しかったので雑記帳に記録した。(2005.9.4)







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