からくり鐡道運転日誌

2005.11.6 北裏鉄道11月運転日記


 ついついブログに頼るようになり、この報告も遅れがちであるが、自分の走行記録として残しておくこととする。11月6日は昼から雨模様、では急がなければと慌ただしく家を出た。前回のCLIMAXは気温の高さとガス釜の不調が重なり折角のハンスさん歓迎運転会も上の空であった。補修もしたことだし再挑戦と思ったが、まだ走り込みの足りないLMS・Duchessを持っていくことにした。動輪のメッキをはがしたので牽引力が倍増したことは確認済みであるが、難点は牽引する車両がないことである。軽負荷では電動機関車のように静かな走りになってしまい面白味に欠ける。前回はブルートレイン用の20系客車で負荷をかけ本来の牽引力を発揮することを確認したのである。

 さて、いつものことながら朝食の準備に引っ張られて出遅れた。が、いつもより30分は早いはずである。ところが既に会場の設営が完了している。またもやいいとこ取りをしてしまい恐縮である。次回こそはと毎回反省している。(汗)
神田さんのJUMBOが4両の客車を引いてスタートである。軸動ポンプの不調が続いていたこの機関車も神田さんの手ですっかり快調になり小気味よいドラフト音をたてている。 この機関車を私も所有しているのであるが、華奢な外見とは裏腹に実に調子よく走りドラフト音も大型機関車に負けない大きさである。現在は居間のケースに鎮座しているが、そろそろ走らせようと思った。

  <JUMBO走行の遠景>


     <我妻さん、Itabashiさんの愛機>

本日は車両が実に多い。ボヤボヤしていると線路の輻輳で運転できないかも知れない。早いものがちのルールで線路に乗せてしまった。その頃、泥沈さんこと岩岡さん到着。所有する全車両を持ってきたという恐ろしいお言葉である。先にいてよかった。(笑)

      <これが殆ど岩岡さんの機関車>

早速Duchessの走行準備を整えていたところ、神田さんから「JUMBOで引いていた客車を使いますか?」というありがたいお言葉である。「喜んで」とどこかで聞いたことのあるセリフでDuchessに連結した。LMSの機関車ににLNWR(ロンドンノースウェスタン鉄道)を連結するのはJRに小田急を連結する以上に恐ろしいことのようであるが、ありがたく拝借しました。(汗)
3,4分で4kg/cm2に昇圧し安全弁が吹き始めたので加減弁を開き煙突からドレインを排出するとしずしずと走り始る。以前のように空転は全く起きず、メッキをはがした効果は絶大である。軽く開いたままでドラフト音を響かせて?発車し、次第に速度が上がっていく。弁はフルギアなので加減弁の開き具合はかなり少なめでいいようである。線路周辺が混雑していることもあり、弁調整はやめてこの状態でそっとしておこう。やっぱりラジコンかな・・・・・。 危ない危ない。(笑)

     <神田さんのコーナー>


     <9600整備中の小野寺氏>

 それから30分近く安定して走ったであろうか、そろそろ線路を空けることにして田さんと交代した。Duchessは大変安定した走りを見せてくれるようになり、製作者として一安心である。振り返るとあの空転は何だったのだろうと夢のようである。(笑) これもメッキ剥がしの裏技を教えてくれた栗原さんのおかげである。 今日は他の運転会があるとのことで欠席とのことでちょっと残念である。
 ところで、今日の混み具合ではいつものようにのんびり運転出来ないようである。まあ、色々の機関車を観察できるいい機会なのでこれで自分の運転を終えることにした。
見物かたがたボイラーが少し冷めてから加減弁を緩めようとしたら固着している。あわててお助けマンのアスター玉田さんに声をかけてレンチでひねってもらい事なきを得た。閉めたまま冷まさないという鉄則を他の機関車を見るのに忙しくて忘れていた。(汗) いつもならば余圧が残っている時点でブローダウンバルブを開いて排水し、加減弁を緩めるのであるが作業台が一杯だったので手順が狂ってしまった。年とともにこの様なミスが増えるのであろう、要注意である。
このドタバタでまたもやゆっくり観察できず、残念。オーナーの高橋さんが久しぶりにアレゲニーを入線させて豪快に運転されていた記憶がある。
ところで私は自分の機関車のスチール写真を撮る間がありません、動画を撮ったのでこれは近いうちにItabashiさんのところでデビューさせます。よろしくお願いします。
11月の運転会の全貌はItabashiさんのサイトを是非ご覧になっていただきたい。(2005.11.14)







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