バークシャー製作日記

2006.1.19 エアテスト


 下回りを完成して二日経過したものの、まとまった時間がないのでなかなか運転テストが出来ない。明日は知人との楽しい会合があるのでそれまでに何とか結果を出しておきたい。いつもの試験環境を作っていては間に合わないのでコンプレッサーを作業場に持ち込むことにした。

 さて、説明書に従って給気パイプを給気口にセットしようとしたが、口径が合わない。木片を差し込むように指示されている給油口がちょうどいいサイズである。説明書と違う設定でパイプを接続して空気を送り込んだ。運転コロも使わず車体を持ち上げてのインスタント運転確認であるが、大変軽やかに回ってくれた。勿論後進もスムーズである。組立には問題なかったようである。予測していたこととはいえ実際に動いてくれると非常に嬉しい。一山越した感じである。
 最近のアスター製品は大変組み立て易くなっている。特にC622に代表される一昨年来の製品はその傾向が顕著に出てきており非常に喜ばしいことである。各論では部品の品質管理という課題が残っているものの、この路線をしっかり守り通していただきたい。

今回は日本ではなじみの薄いベーカーバルブ装置をバラバラの部品で提供し、この組み立てをユーザーに委ねてあるが、それでも動くのだから大したものである。2-6-6-6のアレゲニーではこの部分は組立済みだったということであった。もっともピストンが4基あるマレー型機関車では、4個組み立てることが必要なので今回の方法であれば辟易したに違いない。(笑)

 <バラバラの部品>


  <組み立てたベーカーバルブ>
 エアテストでは、ドレイン弁の効きも試した。レバーを少しずつ引いていくと空気の排出音がシリンダー下部から聞こえ、回転も落ちていく。確実に作動するようなので運転が楽しみである。
これで下回りはほぼ完成である。しばらくこの状態にしておいて次の作業に手を着けることとする。さて、何を始めようか。





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