バークシャー製作日記

2006.1.20 ボイラー着手


 何から始めるか悩んでいたが、前日の残り時間にボイラーのバックボードや火室に耐熱シートを貼り付けておいたのでこの組立から始めることにした。火室扉は取っ手が貧弱で頼りないが、真鍮製の扉をネジ止めするとまずまずの貫禄である。
ところでこのボイラーはC型と聞いていたのであるが、炎がバックボードに当たる典型的なC型ではなかった。

  <平たい火室天井、二本のくぼみが板ステイ?>

 炎は平らな火室天井に当たり前方に導かれる。そのまま煙管に入ると効率が下がるので煙管の前に取り付けた鉄製の板(ブリックアーチ)を大回りして煙室へ流れていく。その際鉄板を熱しボイラーとエネルギー交換するのである。平らな火室天井にはステイ代わりの銅板が2枚入っており、ここでもボイラーの効率アップを図っているようである。

   <ブリックアーチを取り付けました。>

   <火室を付けてボイラー後面ができました。>

従ってJUMBOやDuchessのように炎がバックボードに当たりUターンして熱風がボイラーの端面の煙管に流れ込むわけではないので通風弁や加減弁が高温になることはなさそうである。なかなかよく考えられた構造であると思った。
この日は火室をボイラーに取り付けて作業を終え、楽しい汽車ぽっぽ宴会に出かけることにした。(笑)





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