応援阿房旅行

2006年02月13日
武雄よさらば、また来る日まで


2.13 武雄出立
 今日は名残惜しいが熊本への移動日である。
宿のピクニックのご主人から武雄を発つ前に絣(かすり)博物館を見ないかというお誘いがあり、連れて行ったもらうことにした。その場所は武雄市朝日町川上という渡氏の出身地ではないか。実は前日、ご主人に武雄で買った絣の巾着袋を見せたところ、私が絣にも興味を持っていると推測し、壁一面の絣のデザイン集を見せてもらったのである。かっては布団に使われた大布である。当時の蒸気機関車をデフォルメしたものまであって実物を見たいものだとつぶやいていたのである。(汗)

 朝日町川上の淀姫神社近くにある工房兼展示場「工房こけし」に行って驚いた。なんと当主は高校の同級生のMさんである。それも一昨年静岡県伊東市での同期会で会っていたのである。この希有な巡り会いに思わず樋渡さんの応援をお願いしてしまった。(笑)

 Mさんの博物館は絣を中心に土人形などの民芸品の蒐集がすごい。床に並べた土製の色彩人形は武雄市のイベントに貸し出すものとのことである。同級生にこんな人が居たとは知らなかった。主婦なのにである。  2005.2.16の日本繊維新聞に「佐賀の絣に魅せられて専業主婦が作ったミュージアム」として大きく取り上げられていた。しかも絣コレクションについて自費出版もしたというのである。 すっかり脱帽である。 おまけにお土産としてちじみを編み上げた草履をもらってしまったMさん、どうもありがとう。
武雄温泉を訪問の際には、絣や民芸品に興味をお持ちであれば一見の価値のある古絣資料館・「工房こけし」(武雄市朝日町川上)へ是非足を延ばしていただきたい。

 最後の激励に樋渡事務所へ立ち寄るがあいにくご本人は不在である。 奥様に挨拶し、今後更なるご健闘をお伝えした。
是非とも新しい武雄市を創り上げるために武雄市長に当選していただきたいと思いつつ事務所を後にした。
これで応援旅行は一段落であり、プライベートな旅の始まりである。

<高架工事の進む武雄温泉駅、向かいは御船(みふね)山と中腹には武雄高校>

 10:55武雄温泉駅発 特急かもめにて熊本へ向かうこととする。以前であれば佐賀から鹿児島本線・瀬高駅に抜ける佐賀線を経由するのが鐡道の旅らしいのであるがもはや佐賀線も消え去ってしまった。 佐賀-東佐賀-南佐賀-光法-諸富-筑後若津-筑後大川-東大川- 筑後柳河-百町-三橋-瀬高という往時の駅の名前を並べてしまった。各駅ともそれぞれに懐かしい光景を思い出すが、これらの駅を覚えている方はいるのだろうか。
 それはともかく佐賀線の無くなった今はいったん博多駅に出るのが便利なので終点まで乗車である。それに博多で熊本の義母や義弟らの土産を揃えなければならない。(汗)

車内は予想以上に混雑している平日のせいかビジネス客も多いようである。 出張中と思えるお隣の紳士に会釈しお話しするとなんとまあ、今度合併する隣町にお住まいの方である。つまり今回の市長選の有権者である。 ことの経緯をお話しして是非にと樋渡氏をお願いする。こうなったら恥も外聞もない。そういえば武雄駅のキオスクのおばさんにも売り込んできたところである。お子さんが同級生とかで快諾してもらった。
こちらの紳士は有田のトップブランド企業の幹部である。将来の武雄にはきっと必要な方である。ご迷惑だったろうが楽しいひとときであった。(ペコリ) 後日、樋渡氏とお会いされた由、きっと強力なサポーターになっていただいたに違いない。
ということで車中でも応援旅行となってしまった。(汗)

13:30発リレーつばめで博多より熊本へ向かい定刻通りに14:26到着したが、武雄放浪の旅のせいか途中の車中は完全に沈没して夢の中である。今回の旅はどうやら風景を楽しむ暇がない巡り合わせのようである。 結局カミさんの実家に落ち着き、夕方は義母らと市街に出て久しぶりの熊本の味に痛飲してしまった。





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