ライブスティーム雑記帳

トラブル様々の続き(2007.1.29)


一月最後の週末は、昨年半年以上になる手首故障で運転できなかったライブスチームをまとめて動かすことにしたものの、結果的にはブログで書いたようにDuchessとBerkshireを動かすのみで終わってしまった。 また、この日だけでなく1月の北裏鉄道運転会ではJNR9600の運転でもトラブルが出たのでここに記録しておくこととした。

まずJNR9600で起きたのは、以前に「ライブスチームのトラブル様々」で書いたーナー芯の問題であった。


前回はこんなことを書いていた。(汗)
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・バーナー芯はエネルギーの源
 「こんなもの大したことないや。」と思いがちなのがバーナー芯である。ところが、ライブの基本なのである。燃えが悪ければ涙が出るほど動かない。アルコールの不完全燃焼で文字取り涙が出るのである。
20年ぶりに組み立てたライブ、JNR9600は、芯の整え方を完全に失念していたにもかかわらず説明書も読まず真鍮製のバーナー管に思いっきり詰め込んだのである。芯と云うより栓にしてしまったのだ。従ってアルコールが行き渡るはずもなく、バーナーの役割は果たさなかった。 肝心なのは、説明書に指示された本数をまずは忠実に守り、後日燃焼を見た上で調整することが賢明である。説明書通りに組み直した後は燃焼トラブルは起きるどころか、実に好調な9600に変身し、排気音も勇ましく走り回っている。
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 ということなのであるが、ブログに書いたように運転会では満足できる走りではなかった。 後日バーナーを分解して芯を再セットしたのであるが、そのプロセスはからくり整備工場で紹介した。 しばらく運転を休んだことでバーナー芯が固まっていたので結果的には芯の本数がまだ多過ぎたようである。 逆さまにして自重で抜けない程度に芯を詰め込むのがベストのようである。 バーナー芯の穂先の長さについては諸説があって長めがいいようであるが、とりあえず整備工場に書いた状態にしている。 まだ実証実験をしていないのでいずれはここに紹介したい。  心者もベテランもバーナー芯には充分気を配ることにしよう

 さて重量級機関車なので運転することを控えていたNKP Berkshireであるが、手首もだいぶ良くなってきたので思いきって工場から搬出した。 たまたま酔考さんがみえていたので力仕事をお手伝いいただいたのである。 この運転模様とトラブル発見についてブログに書いたのであるが、燃料パイプに裂け目を入れるという作業上の不注意によるものであった。 水滴程度の僅かな漏れなので走行時には殆ど気づかないかも知れない。 運転コロに定置してじっくり動作をチェックすることで明らかになったトラブルである。 線路を燃さなくて良かったと胸をなで下ろしたところである。(汗)


 もう一つ見つけたのは、走行中にボイラーに水を注入する軸動式圧力ポンプからの漏れである。ピストンリング2本のこのポンプのピストンは、他の機関車の軸動ポンプのように苦労せずにシリンダーに収まったのでどうやらピストンとシリンダーの間隙が大きすぎるのかも知れないので確認の必要がある。 ただし、定置運転ではボイラー水量が溢れそうになる程注水していたので漏洩量は今のところ問題になる量ではなさそうである。が、それにしてもほかの機関車では起きない事象なので何らかの措置を講じたい。

ついでに運転してみた我が家の1.5m半径のエンドレスで唯一安定走行する超小型のRUBYは、なぜか燃焼が悪くバーナーを清掃し様子を見ることにした。さてどうなることだろう。


最近起きたトラブルを思いつくままにまとめてみた。散漫な内容は御容赦願いたい。(2006.1.29)







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