D51半流線型製作記録
心身ともに落ち着きを取り戻したのか、やっと火を入れる気が起きた。酔考さんに「火入れ式やりますけど、おいでになりませんか。」と声をかけたら是非にということになり、午前中挙行することとした。 とはいえ何も準備が整っていない。慌てて煉瓦を並べ運転コロ4個、が、「しまった前後の線路は高さが合わない。」ということで、ご覧のような姿で運転することにした。これで動けばオンラインでも大丈夫であろうと思ったのは、実は大間違いであったが、この時点では神のみぞ知ることだったのである。 始めて機関車に火を入れる時は何回経験しても緊張する。空気で動くことは確認しているものの意外に多くのトラブルが出てしまうのである。 準備を整えて恐る恐る点火するとゴーッと云う音を立てて燃え上がった。が、臭い、目が痛くて鼻にツーンと来る。不完全燃焼の様相である。 圧力は次第に上がるのでまずまずの燃え方と思うのであるが、まず最初の課題である。 圧力が2kg/cm2で通風弁を開くとこの異臭が無くなる。ということはブロワーの吸気が弱いのかも知れない。 とりあえず、ワンラウンド運転してみるとまずまず回ってくれたので面目を施した。が、初回の問題点。燃料消費が非常に大きいこと。水の減りが多い、あれぇー(汗) これで午前の部終了。酔考さんはご帰還されたのであるが、午後の部、火を入れて圧力の上がり方を子細に見ていると水位計から水が多めに漏れていたのである。気密状態の確認を空気と石鹸水で行ったのであるが、どうやら見落としたようである。それにしてもナットが意外に緩かったので気付かなければいけなかったのであるが、老眼のせいなのか・・・・トホホホ(汗) ともかくこの二点を除きまずまずの結果であったのでホッと胸をなで下ろした。一応これで完成としたいのであるが、10月8日の吉祥寺北裏鐡道運転会の走行結果を見た上で完成宣言を出すかどうか判断することにした。いわゆる自己満足するかしないか程度の差しかないのであるけれど。(汗)
<快調に回ります。ドレイン弁もきちんと働きます>
<後方からのショット。写真が小さくて失礼しました>
さて運転会が待ち遠しくなったぞ。強力なエンジンの効果はいかにと考えるとワクワクするのである。 |
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