D51半流線型製作記録

2007.8.26 機関車結合


 昨日の大失敗を挽回しようとボイラーと駆動系を分離し、過熱管を装着しての再組立となった。 これでやっと機関車らしくなるのである。 集中作業は涼しい午前中に限る。 ということで朝のお仕事はパスすることとした。反動はきっと来るだろう。(汗)


 これが取り付けを忘れた過熱管・スーパーヒーターである。ボイラーから取り出した湿った蒸気を炎の中を潜らせることで温度を上げて乾燥した蒸気にする部分である。もっとも4kg/cm2の圧力の蒸気なので湿っているとはいえ摂氏150度程度であろう。これを更に上げてエンジンの効率を良くするのである。湾曲した管が煙管の中に入ることになる。


 ボイラーに過熱管を装着し、エンジンと結合した。 煙管を通った蒸気はピストンへの蒸気管に入る。最前部の潤滑油タンクのシリンダーオイルはT字部の下から注入し蒸気の流れに従ってシリンダーとピストンを潤滑をする仕掛けである。 釣り針のように曲がっている管は停止時に蒸気を噴出させて燃焼ガスを煙突から排気するための通風ノズルである。 線路幅45mmという可愛い機関車であるが、仕掛けは本物と同じである。 とはいえ本物は更に複雑な配管と機構を持っているのでこんなに単純なわけがない。



 むき出しであるが、運転席である。昨日問題を起こした汽笛弁は見づらいが左上部の湾曲したレバーである。 実は同じ問題に仲間のくりさんも遭遇したと報告を受けたのであるが、彼はレバーを削って俵型部品を下げるようにしたとのことである。 どうやらメーカーの部品ミスか設計エラーのようである。 作成中の他の人はどうしたのであろうか? 初めて組立る人は頭を抱えていることであろう。 アスターさまいかがなものでしょうか? 床板の右側に出ているレバーはドレインコックである。

(8/29に どうやら真鍮部品の仕上げが悪くピンの先にバリがあったせいでOリング上に座らなかったと聞いた。それなら納得である。修理方法を間違えていなかったようで一安心である。)

 という具合なので、まだまだD51半流線型の姿を現すことが出来ない。 それでも此所までで機能的な組立は終了である。 給水管から圧搾空気を送り込めばボイラー経由の配管で動輪は回転するはずである。 アスターで一番偉い人に先に進めてと言われたので急ぎ工程を進めてみた。(笑)  まだまだ残存工程が沢山残っているのでデビューはいつになるのやら? あるいは年末の声を聞く頃かも知れない。デンターは包装したままである。

あ、エンジンは1.2kg/cm2程度でも快調に回転し、逆転機の動作も正確である。あとは蒸気洩れ箇所の見落としがないことを祈念している。 還暦一歩手前の老眼につき今一つ自信がない。(汗)





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