D51半流線型製作記録

2007.8.25 ボイラーと駆動系の圧力テスト


暑さと雑用でしばらく放置していた作業を久しぶりに再開した。といっても工作ではなく検査である。ボイラーと駆動系の洩れチェックである。ボイラーは本来ならば水を満たして圧力をかけるのが分かりやすくていいのであるが、工場(笑)の40度近い暑さから逃れようとエアコンの中で実施したので簡単な方法をとってしまった。 エアコンプレッサの出力をボイラーの排水弁に接続し、3kg/cm2弱の圧力をかけて薄い中性洗剤液を要所要所に塗布して泡の発生を見るのである。

その結果、ボイラーで二箇所問題を発見した。
一箇所は水位計の硝子を締めるナット部分であったが、想定していた箇所なのでナットを注意深く締め増しして漏れを止めた。
問題は汽笛弁である。汽笛レバーの操作をしないのにシューシュー汽笛から音がするのである。ご覧の部品を間違いなく組み立てて行ったはずなのに不思議である。あらためて分解し、組立具合を見てもやっぱり問題はないようである。

しかしながら汽笛レバーが全閉でも洩れているのは内部の真鍮製の弁が汽笛弁内部のOリングに乗っていないためであろう。という観点で見ると、どうやらこの部品の上下ピンが長すぎて下部の上下する俵型の部品に当たっているようである。 という推論から部品のピンを0.3mm程度削り動作させたところ漏れが止まった。確実さを確保するため0.1mm程追加で削り動作確認の上で組み立てた。 これで直ったのであるが、本当の原因は不明である。 他の人はどうだったのだろう? アスターに尋ねてみることとする。



 駆動系の洩れ検査も実施したが、問題なかった。 併せて動輪で駆動する水圧ポンプの機能確認も実施した。 このポンプはC622作成の際組立ミスに気が付いのが組立完了後であったために心理的ショックで完成が4ヶ月延びてしまった。(汗) このトラウマはJUMBO作成以来であったが、今回は無事通り抜けていたようである。

 その後、気をよくして灼熱の工場に移動し、ボイラーと駆動系の組立を始めたのであるが、何と過熱管取り付けを忘れてスタートした結果、再度分解やり直しになってしまいまった。 従って写真も撮っていなかった。 工場の暑さとヤブ蚊が気になり集中できなかったのが敗因である。  アスターで一番偉い人から「先に進めて」と注文されたので頑張ろうと思った矢先の工事ミスであるが、まあ、焦らずに進めることとする。





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