からくり整備工場
Nゲージレイアウト改造計画(1) (2008.1.26) |
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昨年6月に我が家に鎮座したNゲージレイアウトであるが、開発したK田氏のコンセプトは、機関区を楽しむということに主眼を置かれており、私が実現したい街中風景を持つレイアウトとしては少々物足りないのである。 転車台や客車ヤード、二重のループになっているメインライン、それに機関車の入れ替えが可能な駅構内と運転を楽しむには充分である。更には付属してきた車両群は全てマグネチックカプラー(旧呼称ケーディー)化されているので要所要所に配置された磁石のアンカプラーで列車に手を触れずに入れ替えも楽しめる。 ということもあり現在の線路配置に変更を加える気はないものの思い切って自分の好きな風景を創り上げてみようと思う。 その第一段階として設計コンセプトをまとめておくこととする。
まず一番は、基本レイアウトの改修である。これは最小限に留めることとして、最初に始めたのはそろそろ寿命が尽きかけて切れ始めたフィラメント式電灯のLED化である。LEDにすることでメンテナンスフリーと長寿命化を図ることとする。 現在鉄塔の照明器を終了し、断線した機関庫の交換作業中である。しかしながら室内照明をLEDでいかに実現するか策がなく、調査中である。照明用に加工した組込型LEDを使うことになりそうである。機関庫の中を観察できるよう屋根は着脱式にしたいとも思っている。 官舎や作業小屋の数カ所も既に球切れになっており修復が急ぎたい。 そうそう、地面の修復を終えていないのであるが、TOMIXの腕木式信号機を取り付けた。完全手動式であるが、その昔の悪ガキ時代の思い出が浮かぶ懐かしのツールなので満足である。
基本レイアウトは、山を周回する線路がトンネル上部を走行後、駅へ向かう勾配箇所が見え過ぎてリアリティ不足である。この周辺を木々で覆って森を走り抜けるようにしたい。現在ある四軒の鉄道官舎を撤去して山の中腹から流れる小川が作り出す森の中の池に変更して釣り人を招きたいものである。 機関庫上方の山は実は禿げ山である。此処も含めて緑を増やしてオゾンを放出させたいとも思っている。(笑) それに住民も招致してこの世界に賑わいを与えたい。 現状のままだとご覧のように機関区で働く鉄道員ばかりになってしまうので町屋やら憩いの場所が必要である。
ということもあり、次の大工事は、右側の空間の180cmX30cmを買収し、レイアウト全体の外周線を設けることである。この敷地に誘致するのは、貨物用波止場と引き込み線、小規模貨物ヤード、駅舎そして線路周辺に拡がる市街地である。少し煤けてバタ臭い風景にして日米の車両が入線しても違和感が起きない地域を拡げたいものである。
併せて30年来保有している開閉橋を港地域に組み込めないかと思案中である。隅田川にかかる勝ち鬨橋の片割れの動きをするものである。 これは何とか実現したい。盛り沢山の考えは挫折の始まりかも知れないが、何とか暑くなる前には姿を現すようにしたいものである。「歳月人を待たず」である。頑張ろう。(汗) 敷地拡張工程は、電力及び制御系のケーブルの延長工事を終えたところである。
今後の課題は、基本レイアウトと新世界との接続である。K田氏に尋ねたところでは、線路取り替え工事はユニトラックと云うこともあって面倒そうである。しかしながら鐡道は物流を担うものなのでポイントツーポイントの物資輸送を実現したいと思っている。港で積み込んで・・・・、あ、荷物を載せても届け先がない。ということは物流の基本がまだ出来上がっていないのでもう一工夫が必要である。 さてどうするか、しばらく悩むこととする。(20081.26) |
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