からくり鐡道運転日誌

2007.11.23-24 日本庭園鉄道(JGR)運転会


ブログで走り書きをした内容をしっかりと記録に残すつもりでしたが、忘れてしまいほぼ同じ内容で記録しておきます。(汗)

勤労感謝の日を入れた11月23−24日と静岡県裾野市にある日本庭園鉄道・JGRの運転会いや研修会へ参加してきました。 前日以来何を持っていこうかと迷っていたものの、結局我が鐡道でもっとも実績ある九州型9600を持っていくことにしました。 2-8-0の車輪構成、通称コンソリデーションです。この世界に再びはまってしまう引き金になったライブスチームです。 この機関車についての経緯の詳細は、こちらをご覧下さい。(笑) 

さて、現地へは新宿発7時15分の特急あさぎりで御殿場越えです。松田から御殿場線に入り旧東海道本線を登っていきます。やがて鉄道唱歌に唱われた山北駅と小山駅に挟まれた新駅?の谷峨(やが)駅で列車交換のために停車しました。窓の前には御殿場を唱った鉄道唱歌の石碑があり、車窓からもしっかり読むことが出来ました。それにイヤホンで聴いていた鉄道唱歌もまさにこの一節、偶然とはいえ前途を祝すがごときです。 決して話題をとるための話ではありません(笑)

  13. いでてはくぐるトンネルの 前後は山北小山駅
     今もわすれぬ鉄橋の 下ゆく水のおもしろさ

ちなみにこの先、御殿場駅までは次の通りです。 御殿場駅には鉄道唱歌東海道編が額に入れて通路に書けてあります。

  14. はるかにみえし富士の嶺は はや我そばに来りたり
     雪の冠雲の帯 いつもけだかき姿にて

  15. ここぞ御殿場夏ならば われも登山をこころみん
     高さは一万数千尺 十三州もただ一目

と、鉄道唱歌へポイントを切り替えてしまいそうなのをぐっと我慢して御殿場の次の停車駅、裾野が今日の目的地です。 駅からバスで二十分ほどの広大な運転場に着くとJGR会員の皆さんは運転会初日というせいか既にフルスロットル模様です。 非会員の私はおずおずと車庫に機関車を乗せておりましたが、慣れるに従って会員もどきになり、ずうずうしく遊んでしまいました。 実はかなり存じ上げている方も多かったせいでもあります。


ずらりと集まった45mm機関車、右手前が私の九州型9600です。

会員の皆さんは大型機の運転、複雑なポイントの管理、イベント進行と忙しそうです。旧知の伊豆エメラルド鐡道の社長さんは三日間改札係でした。おかげでゆっくりお話しする時間がありませんでした。 JGR会員の皆さんが忙しいせいで線路は意外にも空いていて非会員が腹一杯楽しむことが出来ました。 初日には10数両の貨車を牽引し、四回も運転できました。更に周回を重ねることが出来たのですが、広大な線路に沿って走り回るので大変ででした。まあ、メタボ解消にぴったりの趣味であります。(笑)
 二日目は牽引車両を24両に増やして走らせたにもかかわらず、この負荷でも余裕を持って走りました。しかも餘部鉄橋と呼ぶ高架鉄橋から勾配線にかけての会員専用のルートもドラフト音も勇ましく何事もなく走りきったのは大収穫でした。 この機関車の性能の良さを製作後5年を経過して確認した次第です。
素晴らしいぞ9600!!


今回はTさんの持ってきた新調なった北海道型9600との重連も実現し、こちらも満足行く走りでした。二日間存分に走り込ませましたが、事故もなく運転を終えることが出来、ホッとしました。重いけどもう一台持っていけばよかったかなと思っても後の祭りです。それに運搬手段が大変なのでこれでよしといたします。 夜の部の反省会では泥沈さんと機関車と同様にアルコールを燃やしすぎて暴走してしまいましたが、楽しい修学旅行でした。(笑)


 小さくて恐縮ですが、餘部鉄橋にかかる我が機関車です。高さ3m程度?よくぞ走ってくれたという場所です。 後方は127mmの本格的鉄橋です。 この時牽引していた貨車は下の写真の編成です。普段の運転では経験できない長さです。いい経験をさせてもらいました。


この他にも馴染みのある機関車から珍しい機関車まで様々でした。更には、重量級機関車が高速で走行しても安定している長大な路盤には感銘しました。全てを紹介するのは大変なので自己中心に書いてしまいました。(ペコリ)
JGR鐡道の皆様、大変お世話になりました。どうもありがとうございます。遅ればせながら感謝申し上げます。(2007.12.19)







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