BR 9F Eveningstar製作記録
ボイラーがやっと外ボイラーに収まった。ボイラー本体は6月中に完成していたのであるが、何故か前進する気力不足で此処まで来てしまった。外ボイラーに傷をつけないようにしていたのであるが、やってしまった。(汗)まあ微小なので気が付く人はいないだろう。どうせ運転していればあちこち傷だらけになるのは仕方がないことである。ピカピカの逸品はたいていうまく動かないものである。(笑)
過熱管を並べているが、この先端は下図のように煙管に入るのである。
ボイラーと下回りを接続し、通風管と過熱管を装着した状態である。ボイラー端面の上のネジが加減弁からつながる蒸気供給口、右側が停止中に排気ガスを煙突から排出するための通風弁につながる口である。過熱管は前方で左右のエンジンに接続されている。なお、下方から来ている細い銅管は最前方に置かれた潤滑油タンクからの潤滑油供給管である。この機関車は、蒸気が凝結水になることでその量だけの潤滑油と置換するロスコー式潤滑方式である。
煙突を装着するとこのような状態になる。煙突の直下にはエンジンの排気ノズルがあり、その噴出力に排気ガスが噴き出されるのである。
で、外観はこのようになるのである。なかなかスマートな姿である。日本型の黒い姿よりも精悍に見えるのは贔屓目というのであろうか?
この機関車の特徴は巨大なインジェクターである。蒸気の力を利用し、テンダーの水を高圧のボイラーに注水する魔法の道具である。この仕掛けは未だによく理解出来ないのであるが、流体力学の魔法のようである。(汗) もちろん日本の機関車も装備しているのである。 そうそう、ばんえつ号物語のC57は何故か運転室内に大きなインジェクターをつけてあった記憶があるが、小型のものを作るのが難しかったのであろうか?
銘板はこれからであるが、まあ、完成一歩手前の姿を撮ってみた。まだ動くかどうか分からないのであるが、ちょっとばかり安心というところである。(2008.8.6)
8/9のJAMでくりさんのRC付き9Fを鑑賞。その粛々と重量客車を牽いて走る様に嬉しくなる。我が機関車もこのように動いてくれるのだろうかと不安を抱えることになった。走り込んで牽引力に粘りを増さねばと思ったところである。(2008.8.9) |
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