| ここに載せた時点では消え去っているかも知れないカメラのことを記念として書いておくこととする。(汗) 最近はアナログカメラの出番がめっきり減りフィルム消化が激減してしまった。とはいえデジタルカメラを常時使っているわけでもないので写真を撮る量が減ってしまったようである。 一番の原因は一昨年痛めた手首、重いカメラを持つのが嫌になっている。それに字を書くのもギクシャクするので敬遠気味になってしまった。 というわけで脈絡もないのであるが、うちにある一番重いカメラは何であろうかと見渡すと、ニコンF4sにコシナの125mm/f2.5マイクロの組み合わせかも知れない。このレンズを買った直後に手首を故障したため、まだ使ったことがない実に重くて堂々としたレンズとカメラである。 これを手放す気はサラサラ起きないので名カメラと言えるかも知れない。とくに180mm/f2.8とF4sの組み合わせの結果は実によかったのである。 2003年10月の海上自衛隊観艦式に持っていったことが思い出される。 このフラグマシンF4sも寄る年波には勝てず今年の夏でニコンでのオーバーホールが終わるとのことらしいので慌てている。 最後のメンテに出さなければならない。
更に重いのは中判カメラを除けば、ご存じ?ソ連の狙撃カメラ詰め合わせである。これは実に重い。金属のアタッシュケースに詰まっているのである。自慢じゃないが買ってから一度も使ったことがない。というのもこんなカメラを持ってうろついていると即拘束されそうなのである。とにかく狙撃カメラであるし、元々の名前もフォトスナイパーというのである。(笑) 300mm/F4.5というレンズは写真のような引き金を引いて写すのである。 実は二段式、軽く引くと絞り込み測光のためにレンズの絞りが指定値まで絞られ、更に引けばシャッターが落ちるのである。 この要領を覚えるまでにちと熟練が必要である。 絞りの設定も当然マニュアル式である。 このカメラは新品で日本に入ってきたらしい、私も使ったことがないのでまだ新品同様であるし、保証書も付いている。 が、既に消え去ったUSSRのものであり、操作説明書も全てロシア語、英語のエの字もない。さすがにもう一方の大国で世間に媚びを売っていないところは潔い。(笑) 流石である。 また、ソ連レンズの性能は極めて高いのできっといい写りであろうと確信している。 最近久しぶりに取り出して機能確認を行ったが、問題なしであった。 ま、一箇所ネジが緩んでいたのはソ連カメラによくあるご愛敬である。
この堂々たる姿は、立派なものである。ピントは銃先端付近の銀色の箇所を回して合わせるのである。もちろんカメラはZENITという著名な一眼レフでM42という国際規格のマウントを持っている。日本でいえば懐かしのアサヒペンタックスSP相当のカメラである。 もちろんこれだけではなく狙撃カメラとしての様々な付属品が付いている。これらを以下にご紹介しよう。
まずは外箱、アタッシュケースに詰まった状態と取り出した中味である。この写真を見て50mm/f2?レンズとフィルター色々、ネジ回しとフィルムケースなどが入っていることを思い出した。それにつり下げ用の革紐各種。 まさにシステムカメラである。
更にそれらを組み立てたものである。といった具合にヤフオク用の写真を準備して見た。果たしてこれを買ってくれる人物は現れるのであろうか。死蔵されないことを願って出してみようかと思っている。 しかし、我ながらよくこんな使いもしないカメラに手を出したものである。(汗) クラカメのお話を忘れかけていたので仕事の合間を見計らって走り書きをした。 (2008.2.6) |
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