からくり整備工場

植林の始まりとその後 (2008.5.28 - 6.8)


5月28日 植林開始
 仕事の合間を見ての鐡道レイアウト工作は、信号工作の失敗(LED抵抗の計算ミス(汗))もあって遅々として進みません。暑くなると暖房完備の我が工場では更に工事が遅延しそうです。 NHK趣味悠々で採り上げられ世間様から認められる趣味に出世したのかなと勝手に思う昨今です。 やっとイギリス並みになってきたのでしょうか。(苦笑) 

でもライブスチームの世界を眺めると彼我の差は大きくてまだ数十年の遅れをとっていると思います。日本人は意外に機械嫌いが多いので定着するのは難しいかも知れません。あと、システマチックな見方も不得手に感じられてなりません。 弱点が分かっていれば其処を補強すればいいのですが、このところの国の施策には何だかこれらのことから逃げ回っているような気がしています。

さて、小難しい話はともかく、BR 9F Eveningstarは、このレイアウト工事優先のためにお休みが続いてます。誰も待っていないと思いますが、もうしばらくお待ち下さい。(笑) 仲間の同型機が続々と完成しているのでやらなくてはと思うのですけど・・・
なかなか再開のタイミングを捉まえられずにおります。

レイアウトを一段落させることが一番の薬でありますので、急ぐべきことは植林作業です。 実はATC導入に伴って人員削減したことで職員官舎を廃止しました。この跡地が山林化されつつあります。渓流が現れてその流れの先に池が出来ました。水の流れが足りないので水面が上がるにはもうしばらくかかりそうですが、その間植林作業を進めています。 従来の針葉樹を切り倒して住宅素材にするのは勿体ないのでそのまま山の高みに移植するという神業を成し遂げて、線路下を広葉樹林に変貌させています。

 木の間隠れの走行風景が見えるにはまだ時間がかかりそうですが、とりあえず一部分はそれらしくなっています。 木々の作成も意外に手間取ります。これらのことに費やした時間を工賃に換算するとこの鐡道の建設費用は巨額なものになっております。本物が大変なわけです。(笑)


KATOの水素材を使った池の水ですが、なかなか透明になりません。一番最初に不注意で川からの流れが池に集まり予定以上に注ぎ込んだのが災いしたようです。 更には少し透明感が増すと追加したくなり、待ちきれなくて三層を重ねてしまいました。まあそれでも時間が経てば少しずつ白さが取れています。仕上げが出来るのはまだまだ先になりそうです。
どうやらこの素材はレジンのようにコチコチになるのではなく透明な柔らかいビニール状になって落ち着くもののようです。透明感はやはりレジンだと思いました。 こちらは発熱と二液なのが欠点ですけど好みはレジンです。

色々評論しつつ、この年になっても稚拙な工作技術。(汗)  もうこれ以上腕が上がることはなさそうです。懸命の努力をしているつもりですが、もっと若い時に修業をやっておけば良かったと思うことばかりです。「鉄は熱いうちに打て」とか、「少年学成り難し」とか 古人の名言が胸をよぎります。 それでも名人K田氏の手になるレイアウトをお引き取りして良かったと思うことしばしです。このように緻密なレイアウトは絶対に私には出来なかったと断言出来ます。(汗)


6月8日(日) 基盤補強
 さて本日は、レイアウトの上に載せた家や車両を全て取り除いて新旧レイアウトの接続部に7mmの穴を空け、ボルトで補強しました。厚さが5cm近くあり狭い場所だったので電動ドリルでも結構大変でした。いよいよ地面作成に移るべく基盤作業です。併せて裏側の配線をすっきり整理し再運転可能にしました。もちろん新ルートに設置した五箇所の電動ポイントの配線も終えました。 とそこまではよかったのですが、ATC電源系統を集約したラグ板を基盤裏に取り付けることを忘れていました。 折角の汗だくの大奮闘が水の泡。 配線をもう一度外して再工事です。早く終わらせてライブスチームへと思ったのにやっぱり下手くそな段取りです。 慎重に慎重にそして注意深くと云うことを噛みしめる作業となりました。
レイアウトのことで整備工場の他の作業は全く停まってしまいました。
ボルト補強だけでは何となく怖い感じです。何度も持ち上げては配線を繰り返すとフレームが折れそうな予感です。トラブル前に全体を補強した方がよさそうです。 木工に逆戻り。 レイアウトを置いている台枠もついでに補強しておきます。 何だか振り出しに戻るという感じで力が抜けている最近です。





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