スパム缶製作記録

2008.11.10 ボイラー搭載


 ボイラーへ加減弁や通風弁と云った必須の装置を装着してボイラーとしての機能が完成しました。 しかしながらまだ完全なものであるかは圧力をかけて洩れの有無を確認しなければなりません。圧力試験は機関車の性格に合わせて実施していますが、今回は水圧試験としました。ちなみに前回のEveningstarは、圧搾空気をボイラーに注入し、石鹸水を随所に塗って泡による洩れの有無をチェックしました。 簡単ですが、塗り残しによるチェック洩れと事後の水洗が必要です。
今回の水圧試験は、既に完成している9600テンダーの水圧ポンプを用いて注水弁から水を入れました。圧力は安全弁から水が噴き出してしまうので常時加圧するのは困難ですが、瞬間的には5kg/cm2がかかっていたようです。 この結果発見したのは安全弁の根元と圧力計の根元からの洩れです。前者は締め増ししてOK。後者も同様に締めたもののまだ僅かに洩れてきます。 が、パイプ先端がつぶれそうなのであるところで止めておきました。洩れる前に安全弁が噴くだろうと推測した次第。試運転時に再確認です。

 さて肝心のボイラーへの搭載は楽に終わりました。外部を走る通風用配管を終えた後にボイラー中央とバックヘッド下部を下回りにネジ止めします。同時に銀色の煙室を排気ノズルにきちんと合わせ密閉します。
通風弁と注水弁へそれぞれ配管を締め付けて運転室の配管は終了。



その後面倒でしたが過熱管と各エンジンを配管します。 @中央シリンダー A左シリンダー B右シリンダーの順に作業を進めました。仮取り付けはしていたもののボイラーをきちんと載せてみると僅かに配管が狂っていたのか修正するのに少々苦労しました。 シール剤がパイプ内に入らないように注意しつつの作業でしたが、多分無事に終わったと思います。



潤滑油タンクと連結器などを取り付けると蒸気機関車としての機能が完成です。ボイラーにエアを吹き込めば動くはずですが、動かすのはこれからのお楽しみです。 短時間の作業をコソコソと繰り返していたおかげでここまで進められました。
潤滑油タンクからの配管が上部に向かった後にクルリとUターンして過熱器に結合されています。このような形状でうまく蒸気に混合できるのだろうかと気になりますが、きっと大丈夫でしょう。



次第に機関車としての姿を現してきましたが、年内完成できるのだろうかと気になります。新年の運転会に持ち込むことができればいいなと考え始めたところです。 今月二十日過ぎに所用で九州へ出かけますが、その間の中断がどう響くのか、でも折角の機会なので用が終われば楽しんでこようと思っています。もちろん鐡道で往復する予定です。(笑)





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