
スパム缶製作記録
弁装置に手を付けてみました。見るからに複雑そうで苦労しそうだなと思ったものの今まで見たことのない装置だったので仮組立をしてみました。ところが意外に簡単でスムーズに出来上がりそうな感触です。 それではと説明書をしっかり読んで(といっても大したことありません)部品を整理した上で組み立てるとあっさり組み上がりました。本締めはこれからですが、主台枠に簡単に収まります。エンジンや動輪との接続はこれからですが、弁装置を軽く動くように仕上げておけば接続するだけで三気筒の弁装置の設定は終わりのようです。弁心棒とのリンク部の長さや第2動輪のカム等をきっちり計算して仕上げてあるので中立点云々を色々悩むことがなさそうです。といっても弁調整はまだ先なので多分そうだと云っておきましょう。 調整する楽しみはちょっと少ないようですが、果たしてそうなのか、分かるのはズーッと先のようです。

最初はバラバラでしたが、ここまで事前に組み上げた部品を更に組み立てていくと次のようになりました。


この弁装置をクルリとひっくり返して主台枠にはめ込みます。丸い輪が第2動輪のカムにはまりそれぞれに位相が決まるわけです。下向きの黒いレバーが逆転機につながります。
ところで他の機関車の組み立て記録をご覧いただくと分かるように主台枠が出来上がると動輪を装着するのが一般的です。ところがこの機関車はまず弁装置を完成させ、その後で動輪を組み込むという異端児です。弁装置がユニット化されているという実物と同じ構造を狙っているようです。さすがにチェーンドライブという本物と同じ弁装置を模型化するには困難だったので3組のワルシャート弁でそれらしく設計してあるのはさすがです。ただし組み込んでしまうと再調整にはこの段階まで戻らなければなりません。ということから段階の作業は慎重を期すようです。のんびり進めるのが一番のようですね。 |
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