からくり鐡道の仲間達
平成20年11月入線 英国宵星号 (2009.3.29記事) |
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ゲージ違いの機関車を採り上げてみることにしました。そのきっかけとなったのがイギリス国鉄で最後に製造された宵星号、すなわち2-10-0と云うと珍しい車輪配置のBR 9FタイプEveningstar です。 もっともEveningstarと呼べるのは以前紹介したアスターの組立キットから完成させた45mmゲージ機関車です。 この機関車は、我がからくり鐡道の中で走行シーンも含めてもっとも優美な姿を持つものの一つです。 そんな中、オークションを散歩していたら9mmゲージでも2-10-0型式の機関車が出品されているのを発見しました。恐る恐る入札したところ、競争相手もなく落札してしまいました。 これがご覧の黒い機関車です。ボイラーの下が実物同様に空いており向こう側が見えます。こんなことは通常のNゲージではあり得ないことですが、この機関車はモーターがテンダー内にあってボイラー内には駆動シャフトが伸びているためこの嬉しい構造で製品化できたようです。 火室にウォームギアが入り、動輪を駆動しているようでその先は台枠内のギアと連接棒で全動輪に伝えています。 英国製のNゲージですが、よくできていると思います。惜しむらくは連結器です。アーノルト型がついておりました。ナックルカプラー状の部品もついていますが、形状がそのままでは互換性がなさそうです。いずれ再加工か正規のナックルカプラーを一工夫してつけ直そうと思っています。 走行性能はKATOなどと比較すると今一つというところです。英國貨車等が殆ど在籍していないのであるいは動態保存機になりそうです。
45mmゲージ、いやライブスチームは、広い線路上を重い機関車を走らせるので総合的な運転システムを楽しむよりも 火起こしに代表される運転準備や転そのもの、さらには後始末迄も楽しむ(笑)ことになります。Nゲージのように気軽にヒョイと持ち上げて方向を変えるとか床の上に適当に線路を並べて走らせると云うことはまず出来ません。線路にかかる車両の重量には相当なものがあるために正しく固定しておかなければ脱線転覆は避けられません。 本物により近づくことは環境設定が大変なのですが、実はライブスチームはこの大変さを楽しむものであるといってもいいようです。
大小のそっくりさんを持つことで両車に大変親しみを覚えます。何種類かこの組み合わせのものがありそうなのでしばらく楽しんでみようとと思います。 |
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