からくり鐡道の仲間達

2009.5.1 NKP(ニッケルプレート)  Berkshire


 大小同型機シリーズの二弾目は、NKP鐡道のBerkshireです。 今から三年前に完成した我が鐡道最大の機関車です。これより大きな機関車はBigboyのようなマレー型になってしまうのでこのタイプがウチの会社の運用限界です。(汗) 
それに運転に至るまでが年寄りには大変です。
この機関車が簡単に運転できないかと常々思っておりましたが、それにはスケールダウンしかありません。小さなNゲージに存在することは承知していましたが、なかなか私の手の届くところに来ません。古くはリバロッシ、数十年前に通り過ぎてしまいました。 一年ほど前にオークションで見かけてのですが、町の販売価格以上に高騰したので逃げ出しました。 そんなところに某店で部品に欠けのあるものが少々安く出ていましたので思わず購入したのがこれです。火室のパイプが足りないとのことでしたが、実は従台車支え一本と歩み板下の部品が外れていました。 まあ簡単な補修で直ったのでよしとしました。



走行性能はまずまずでしたが、電圧に比例して回転数が上がるモーターではなさそうで低速気味で運転することになりました。従って低電圧で運用できるので扱いやすい機関車のようです。ただし、この動輪配置にしては牽引力は低く、7両編成の特急寝台を引いての走行は空転が目立ち実運用には適さないようです。 Berkshireと同じ長さの2-6-6-2マレーも同じ状態に陥るので見かけ倒しの感があります。米国向け機関車には、日本で見受けるシリコンゴム環を着けていないことが牽引力不足の原因のようです。U50のように古いKATOの強力機関車に比べ大変軽く感じられます。 いわゆる粘着力がないと言えるようです。

ところで、曲率半径の小さなレイアウトに無理矢理大型機を走らせてしまうとあちこち問題が出てしまいます。今回は折角作った茂みが障壁となり停止、日本型では全く問題のなかった場所で起きてしまうのでやっかいです。前進でOKでも後進では引っかかるという具合に状況が違います。スムーズに走り出すまでだいぶ時間がかかってしまいました。 この先まだまだ植林しなければならないので二度手間が起きないよう車両限界を確かめつつ進めることとします。確か、リレーラーに付属していたチョック用スケールがあったはずなのでこれを使うこととします。

 吉祥寺北裏鐡道に三両のBerkshireが集結したことがあります。 全車両それぞれのオーナーが組み立てたものですが。作り手によって走りが微妙に違っているのは不思議です。 とは云え各機関車とも走行は安定したものでした。 ライブスチームも、大変安定して走る効率のよい機関車であることが分かりました。







トップへ
戻る
前へ
次へ