からくり鐡道の機関庫

20081.6 完成 D51半流線型蒸気機関車 (除籍)

 私にとって懐かしの機関車である。 小学生の頃佐世保線・高橋駅界隈で遭遇するのを楽しみにしていた流線型の蒸気機関車である。世間では半流線型と呼んでいるのであるが、我々は流線型といっていた。行橋市役所に保存されているというD5110というナンバープレートを選択し、往時の機関車を偲ぶこととした。
この45mmライブスチームは、例によってアスターホビーの製品であり、相変わらず安定した構造を持ち、安心して組み立てることができた。強いて欠点を云えば、料タンクが小さすぎてマニュアルに従って素直に操作すれば長時間運転ができないことである。蒸気が上がった時点で再度燃料を補給して発車することが望ましい。 あと、HOゲージ的な細かな配管や部品が増えて運転派から見ると掃除を含めて考えると邪魔であるのも問題である。飾っておく分には大変好ましいのであるが・・・。(笑)

 それはともかく、C622よりも強力なボア15mmXストローク22mm (C622の場合は15mmX20mm) のエンジンのパワーはこのサイズの機関車としてはかなり大きく、エアで回しても止めるのが困難なくらいである。この力が線路に全て伝わると長大な列車編成が可能であろう。本体重量7.5kgのBerkshireにはかなわないにしても本機の重量5.5kgに粘着力を発揮できれば強力な本務機になるものと思われる。もっとも我がからくり鐡道では今のところ?その活躍の場がないので出張先の北裏鐡道で頑張ってもらうつもりである。(汗)

先月の北裏鐡道での卒業試験に落第し、その後の追試験に合格していないので完成したとは言い難いのであるが、とりあえず仮免許としてこの場所に記載することにした。従ってまだ写真無しのままにしておくこととする。(2007.11.10)


年が変わり、2008.1.6の吉祥寺北裏鐡道運転会までの二ヶ月間、問題の確認が出来なかったので完成宣言を出さないままになっていた。 この日、基本機能を確認したので1月の運転会を持って完成とする。まだまだ慣らし運転や、細かい点の改善が必要で、このまま本線に出すわけにはいかないような気がしている。燃焼問題もそうであるが、燃費改善を試みたい。 もう少し走り込んで快調な機関車にしようと考えている。 (2008.1.6)


アスターホビーのサイトから諸元表を拝借した。
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縮尺 1/30,1番ゲージ (45 mm)   
総重量 7.8kg(本体5.5kg+炭水車2.3kg)  
全長 695mm(本体460mm+炭水車260mm)  
全幅 107mm  
全高 140mm  

車輪配列 2 - 8 - 2 ミカド(1D1)   
動輪径 49mm(鋳鉄製)  
先従輪径 32mm(鋳鉄製)  
炭水車車輪径 32mm(鋳鉄製)  
自動給水ポンプ 第2動輪に装備   

シリンダー ボアφ15 mmXストローク22 mm2気筒 ドレンバルブ標準装備  
弁装置 ワルシャート  

ボイラータイプ 異型Cタイプボイラー(銅製)・アルコール焚 (3芯バーナー)  
缶水容量 300ml(70%満水時)  
ボイラー装備 スーパーヒーター、加減弁、通風弁、逆止弁、水面計、圧力計 、汽笛弁、排水弁  
給油装置 ロスコー式  

炭水車 水タンク容量 350ml  
燃料容量 130ml (脱着可能タイプ)  
回転最小半径 2m  





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