Nikonのルーツ(2009.6.1) →(2011.7.17追記) |
| 外出ままならずこの夏の中古カメラ市はパスになりそうです。昨年入手したレンズをふと思い出してみたのがこれです。
Carl Zeiss Jena 28mm/f8という距離計非連動の戦前ものです。古い割にはクリアでいい状態であると早田さんに薦められ、変わった物が好きな私はついフラフラとゲットしてしまいました。どう使うのだと思われる向きがいるかも知れませんが、これを付けようと思っていたのが、Nikonのレンジファインダーです。本来の使い方はレンジファインダーContaxに付けるべきでありますが、ニコンにも付くのです。それもそのはずでNikonのルーツはContaxであります。レンズマウントもそうですが、取り付けて回す方向もキヤノンを始めとする一連の一眼レフとは逆方向です。もちろん独逸の一眼レフContaxとは同じ方向。このことから考えると今は無きContaxの正統な後継者はNikonであったようです。京セラContaxというのもありましたが、あれは香具師カいやヤシカコンタックスというものでありましょう。レンズの装着方向も逆でありました。もっともこの話は我が師、otomenさんから聞いたことであります。
(以下追記)
Nikon S型マウントアダプターを探し出してパナソニックG2に取り付けてみました。なかなか似合います。開放値f8という暗いレンズですが、被写体深度が深いのでスナップに最適です。と云いながらこの半年お蔵入りしていたのでまた使用再開します。 距離計用コロのない目測レンズですが、デジカメに付けるとピントをきちんと合わせることが出来て精神的に落ち着きます。その反面人間距離計の機能が次第に失われていくようです。(汗)
このレンズで曇天の高崎の街を写してみました。青空のもとの写真だったら印象が違ったと思いますが、シャープでレトロな印象です。 一絞り絞ってf11で写したと思います。 |
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