Western Maryland Shay修復記録

2009年07月23日
ボイラー着手


 海の記念日間近の週末、17−19日にかけて熱海初島滞在し、すっかり頭が空っ
ぽになって帰宅。さて何処までやっていただろうから始まるのが通例になっていま
す。ボイラーと部品を清掃していたのでそこからがスタートである。

外ボイラー組立
鯉のぼりのようながらんどうの外ボイラーのぐらつく取り付け部品をしっかり固めるこ
とから始めた。
無理にサイズ合わせをしていた注水管を取り替えるために取り外した。



適当に付けてあった砂撒き管も設計図通り付けるつもりなのでこの段階で型どりで
ある。
外ボイラーの加工はこの程度で終了し、ボイラー本体と結合する段階で見直すこと
とする。


内ボイラー組立
さてボイラー本体への部品取り付けであるが、ガス炊きの場合は意外に簡単であ
る。

手始めは長い加減弁の装着である。これも指定通りに取り付けてなく、そのまま火
を入れたならば蒸気漏れがひどかったことだろう。
弁座根元にシリコンリングを入れ、シール剤を指定通りに施した上でナット4本で取
り付けた。 軸にはテフロンテープ代わりにグラファイトヤーンを巻いて押さえナット
を指定通り締め込んだ。
仕上げは蒸気採り入れ管をドーム穴から加減弁上部に直角に取り付けた。



注水弁、配分器、圧力計を取り付けたのであるが、至る所にシ−ル剤が多用されて
おり、清掃に時間がかかってしまった。
ガラス管を割らないようにと気をつかう水位計は、組み立て用治具として直径がぴっ
たりだった絵筆の軸を使って仮組をした。最近の製品はハンド水圧ポンプの延長軸
が治具として使えるのであるが、此の時代は硝子直径が小さいため此のような取扱
をしていた。
こんなところで第一次工事は終わりである。各部品に塗ったシール剤が固まるのを
待つこととする。





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