
Western Maryland Shay修復記録
お盆が近づいたこの日、墓掃除を終えて一安心。そのおかげで時間が出来たの で工場に籠もってWM-SHAY再生の突貫工事を続けることができたのである。組み 立て作業の慣熟を兼ねてのテンダー分解/組立を先行し、無事終了した。 その機 能確認はシール剤が固まる明日以降である。 しかしながら作業を急ぐと工法や順 序を間違ってしまい取り付け直しなどの手戻りが生じてしまった。 私の場合はいつ もこんなものである。(汗)

掲示順序は逆であるが、仕上げたテンダーを本体と繋げた写真は上の通りであ る。 以前に再生した台車の上に載せただけであるが、機関車らしくなった姿を見る のも嬉しいものである。ただし、この姿の中でまともなものはテンダーだけなのであ る。 ところで、工場ではこのような具合に機関車を並べている。 いつまで経っても 出来上がらないカブースを発見! 作らねばならない。(汗)

今日の工程で面倒だったことは、古いシール剤はがしであった。爪楊枝でネジ山か らシール剤を取り除く作業は面倒である。その作業を経て分解した上の手動水圧ポ ンプを組み立てた。 テンダーはタンク部の水漏れチェック後、水圧ポンプと燃料ガスタンクを組み込んだ のであるが、ネジ部の水漏れ対策とともにトリッキーな砂箱装着やガスタンク取り付 けであった。手間取ったのであるが、どうやら終わったようである。簡単と思ったの に意外に疲れる作業である。(笑) この機関車はClimaxの簡素なテンダーとは違い どっしりとしたテンダーである。さすがに当時のアスターが自慢していたライブスチー ムである。

水タンクに組み込んだ水圧ポンプと燃料用ガスタンクである。ポンプの吸い込み口 にはゴミを吸い込まないように細かい真鍮製の網を付けておいた。

組み立てたテンダーをとりあえず棚に待機させておいた。
さて、残りの台車の組立である。 軸動ポンプの付いた第一台車が残っていた。 偏心カムとポンプが一直線になるように組み上げると意外に軽く作動する。これで問 題なさそうであるが、軽すぎると一抹の不安が残る。シール剤が固まってからポンプ の試験をすることにした。この台車のみ軸受けに入るテフロンワッシャー2枚が一枚 のものがあった。このワッシャの有無でギアの当たり方が微妙に違うので金属製ワ ッシャ一枚をツルツルに磨いて入れ他の軸と同じ状態にしておいた。 これで三台車が完成したので線路上でお互い接続して押してみたが軽い力で無理 なく動くようである。ただしポンプを付けた台車も軽いのでやっぱりポンプが課題のよ うである。

案の定、翌12日の試験では吸水力が低いことが判明した。どうやらOリングの摩耗 かもともと径が小さいようである。慌てて分解し、リングの下にテフロンテープを巻き 付けて径を大きくする手段をとった。これが上記写真である。何とか吸水力が高まっ たようであるが、まだ不足も残っている。この機能確認は、火を入れたあとで確認し ていくことにする。 後日予備として同サイズのOリングを入手しておいた。 |
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