GWR Castle製作記録

2010.7.8 とりあえず動く(エアテスト)


エアテストあらまし

・給油タンクにシリンダー油とマシン油を入れ通常よりも軽い潤滑油とする。

・ボイラーの操作弁を全て閉じ注水口より空気を送り込む

・2.5kg/cm2程度の圧力を保つことを確認。コンプレッサーを切ってもしばらくこの状態が維持されること。

・通風弁、給油弁、戻り水弁、排水弁全てを開閉し通気することを確認する。

・逆転弁を前進フルギアにセット、加減弁を開き動輪を手で回すと勢いよく回り出す。 これで正解である。 各部のあたりがまだ取れていないために自発回転にはまだまだである。 給油に注意して回転を維持していると次第に軽快になっていくようである。

・逆転弁を数回前後進を繰り返して弁装置の慣らしを実施したつもりであるが、これではまだまだ不足であろう。

・排気ノズルから油混じりの空気が噴き出すようになったので潤滑油系統からの送油も正常である。


 この先、蒸気で駆動すると熱膨張や潤滑油の影響で機関車の動きも違ってくるものであるが、今回の試験では機能的な問題はなさそうである。 これから仕上げて来月の運転会にはデビューさせたいと考えている。小型機関車なので運搬も楽だろうと期待している。その前にアルコール瓶2本程度の慣らし運転が必要であると勝手に考えているのであるが、果たしてその時間は取れるのだろうか?


以下エアテスト模様を記録した。ブログから再生したので時間的に前後しているところもありそうである。(ペコリ)


 セッティングはちと危なっかしいのであるが、ベランダ柵の上に運転コロを並べて上に乗せた。これで意外に安定しているのである。 ただ、気温が高いために注水口に差し込んだコンプレッサーの給気管が抜けやすいのである。少々空気が漏れているのであるが、まあそれでも動けばいいということで構わず進めた。寒い季節にはこんなことはないのであるが。
それはともかく、ボイラー圧力は給気の漏れもあって2.5kg/cm2までしか昇圧しない。小型塗装用コンプレッサーではこの辺が限界であろう。 運転室取り付けのために再装着した給油管や既存組立部からの漏れが無いことを確認した。



給油用弁を少し開いて潤滑油を送り込みつつ加減弁を開いたが、まだ自走しない。 僅かに動輪を回すと勢いよく回転を始めた。排気ノズルを覗き込むとオイルを噴きだしているので給油管を詰まらせることなく組立できたようである。この状態でしばらく回しておいた。


 手摺、ナンバープレート、銘板などの取り付けはこれからである。やはりこれらを取り付けなければ英国の機関車らしくないのである。 Castleはご覧のように安定して回転していた。エアにもかかわらず排気音は意外に大きく、四気筒を一本のノズルにまとめた結果だろうかと考えた。 それが正しいか否かは今のところさっぱり分からない。 LMS Duchessは、二基の排気ノズルと煙突という構造で燃焼は大変良かったのであるが、それよりも昔の単煙突の Castle ではどのような燃焼をするのか楽しみである。

 

運転室取り付け前のキャブ内写真である。小型の室内に色々詰まっている。右側にちょっと見える逆転機が後進側へうまく移動しないことが判明した。逆転機の取り付けが僅かに傾いたのかネジの頭がキャブ内側に当っているのである。 たいした問題ではないので後日修正である。 





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