GWR Castle製作記録

2010.7.5 空気による動作確認


 暑い日が続くようになると工場の環境は摂氏40度近くになる日が出現するようになった。梅雨明けまでには仕上げておきたいものである。
吉祥寺北裏鐵道7月運転会は暑い日の影響で低調であった。私も手ぶら参加となってしまいテントの下で趣味話三昧を楽しんでしまった。 93歳になるS御大も来場、なかなかお元気でありました。 

テントを通してジリジリと照りつける太陽には髪の薄さも手伝ってかなり消耗する日となった。 とはいえ、この日の話題はJAM、「さて、今年は何を持って行こうか。」とはや夏のイベントの話題で持ちきりであった。 ただ肝心のJAM日程がさっぱり分からないので調べてブログに書いておくこととした。 昨年は皆勤したはずであるが、持って行った機関車すら失念していたので昨年のブログを見るとスパム缶であった。 それでは二年連続で英国型機関車とするかと Castle デビューを考える。

【第11回国際鉄道模型コンベンション】
開催日:2010年8月20日(金)〜22日
場 所:東京ビッグサイト西4ホール、屋上展示場

ところで本題である。
今回はボイラーに圧力をかけて実運転と同様に加減弁経由で機関車を動作させる検査である。 実運転と違うのは低温の圧縮空気であることなのだ。 結論からいえば検査はOKであった。 排気ノズルから潤滑油混じりのエアを噴き出したので給油系にも不具合はなさそうである。
試験方法は、テンダーからの給水口にコンプレッサーを接続し、水の代わりに気体をボイラーに送り込むのである。この段階でバイパス弁、給油弁、通風弁の動作も確認できる。常用圧力より低い2.8kg/cm2程度であるが、これで想定する動作を一通りやってみた。各レバーの閉位置角度を決めた上で止めネジを締めるのであるが、本締めは運転パターンが決まってからとする。

Castleの給油方法は、運転室直下の潤滑油タンクに蒸気圧力をかけて強制的にエンジンへ送る方式である。従ってロスコー式給油装置で心配な油切れは、タンク油量が多い場合には生じにくいので長目にエアで動かしても大丈夫のようである。



これで機関車としての基本機能は完成したのであるが、これからは 細密部品の艤装と運転室の取り付が待っている。
煙室や煙突を取り付けたので英国型機関車らしい姿を丁度現したところである。 気になる点は先台車のバネが柔らかいことと後部エンジンへの給気管が煙室にぴったり填っていない点である。グラスウールの影響のようであるが、これから調整である。先台車のバネは走行性能に影響するので北裏鐵道で確認の上で決めたい。固めのバネがいいような気がする。



 運転室はご覧のようにまだむき出しである。検査を終えたらキャブの取り付けとなるが、カラス管等の部品をあちこち外してからの作業である。クイズのような組立なので要注意箇所である。間違えないようにのんびり進めることとする。


 
後部エンジンのクロスヘッドは弁制御のためのロッド類がすべて主台枠内に収まっているので大変シンプルである。この姿でクロスヘッドは完成である。






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