からくり庭園日記
2007年からくり庭園日記 我が家の庭を眺めて気付いた変化を記録しておきます。ブログがいいのかここがいいのか、迷いながら行ったり来たりしています。ブログにも書きそうですのでブログ・からくり出張所も併用していただければ幸いです。
以下は新しい日付順に気が付いた庭園の記録を記述しておきます。
2007.12.31 今年の庭園日記は完敗でした。 結局8月以来すっかりサボってしまいました。来年こそは三日坊主にならないよう気を付けます。ブログにもあまり書かなかったようで大反省しています。やっぱり体調が万全でないと庭いじりに気が向きません。健康第一です。 ということでこっそり今年の幕引きです。(ペコリ)
2007.7.30 季節をワープして真夏の蜻蛉池へ(汗) 此処に書くことを失念し、ブログに時々書いていましたが、それでも日記と云うにはあまりにも貧弱でした。まるで季報です。 前回の記事は花見の頃、それ以来今日までに早めの蛙の産卵と孵化、空梅雨模様が一転しての長梅雨、蜻蛉を見ないという不安な気候、突然の中越沖地震発生というようなことがありました。 梅雨明け宣言がまだ出ていませんが、昨日の暑さと言い今日の夕立と言い、もう梅雨明けではないかと思うのですが、踏ん切りの悪い気象庁です。決断先送りの何処かの誰かと同じようです。(笑) 早くも、太平洋上には台風5号が発生し、本州を窺っているのですけど。
我が家の周囲も手首を気にしながら草取りを繰り返し、何とか庭らしい状況を保っていますが、時折故障する還暦間近の体調でなかなか前に進みません。 参議院選の今日も夕立に遭いながら若干の片付けで2,3週間前よりもまともになってきたと思います。 家人の提案で自分達の手の届かないところは職人さんやシルバー人材センターにお願いして綺麗にするようにしました。 おかげで今年は手首等々痛めずに真夏を乗り切れそうでホッとしています。 朝顔やゴーヤを植えて簾代わりにしようというカミさんの構想は、プランターを使ったせいか伸びが今一つです。土の選択と肥料の問題があるかも知れません。或いは今年の日照時間が思いの外短かったからかも知れません。ゴーヤがやっと1.5m程度になりましたが、今年は失敗でした。
蜻蛉池は、8匹ほどいたメダカが半減しています。その代わりに微小なメダカを数匹数日前に目撃しましたが、その後どうなったのか確認できていません。 増えてくれるように何をやればいいのかちょっと打つ手が分かりません。せいぜい水切れを避けるようにするだけのこれまでと同じ方法しか思いつきません。(汗) ブログに書いたようについ最近塩辛蜻蛉と糸蜻蛉を目撃し、ホッとしましたが、やっぱり変な最近です。
毎日庭に降りて松の手入れをしていた祖母、あのように継続しなければ庭は荒れると云うことは分かっているのですけどなかなか実行できない凡人の悲しさです。もう少し根性を入れなければいけません。
この日記は、次の時期に向けて参考になる自分の記録でもありますのでここに書くことを忘れないようにしたいと思います。やはり継続は力です。
2007.4.7 草取りと蜻蛉池模様 ブログに書いてしまったものをこちらに編集替えしました。 この日、土曜日は数ヶ月ぶりの草取りをやってみました。と言うのも手首故障の原因が一年前のハードな庭仕事にあったので特に剪定鋏などの作業道具がトラウマとなり見るのも触るのも嫌でした。(汗) 負傷してやがて一年経ちます。 昨年はシルバー人材センタにお願いしたり、家人らに頼るという不甲斐ない状態での庭仕事でした。 今年も気が付けば春まっただ中となり、あっという間に草が目立つ季節が来てしまい庭が荒れ放題です。 ということなので思い切って庭仕事を再開することになった次第です。 が、再度不調になるのが恐ろしくて新兵器を導入することにしました。
小型の草刈り鎌を二丁購入。 この鎌は、近所の河野金物店の店主が「これがいいよ。」と薦めてくれたものです。 写真撮るのを忘れましたが、歯が鋸状になっている煉瓦の目地の間などから抜き取る鎌と、刃先の鋭い根狩り鎌です。バランスを考えて金属部が長く柄の短いものにしました。 これらを使い分けて作業を進めると大変楽が出来ました。 翌日の運転会への影響を気にしながら始めたのですが、予定以上のエリアを文字通り根こそぎ抜くことが出来満足です。道具を使い分けることで意外に楽が出来ることを思い知りました。目から鱗とはこのことでしょうか。
そのおかげで、目を上げると植木鉢ごと埋めてしまった枝垂れ桜が満開です。鉢に入れられ窮屈そうですが、鉢の底から地面に根を伸ばしたのか元気一杯に咲き誇っています。この木の下で花見をやりたいのですが、それにはまだ小さいようです。
枝垂れ部分よりも幹中心に集まっているのでまだまだ花見には向きません。それよりも植木鉢を外すか否かをまだ迷っています。
草取りが終わり、蜻蛉池をぼんやりと眺めると、2/20に産卵し、先日孵化したオタマジャクシは既に2cmほどになりフラフラと泳ぎ回っています。カナダクロモが池を覆い尽くしていたので1/3程刈り取り、水底の泥溜めから一冬分の落ち葉やヘドロを掬い取りました。 この時の兵器は熱帯魚用の網です。ヘドロに中にも意外に色々な生物が隠れているのでこれを池に戻すためには水を分離できる網は便利です。春先にはヤゴなどが隠れていることが多いのですが、今回はミジンコ?らしきものだけでした。
蜻蛉池には4,5年前から定着したカラスエンドウが定位置に花を付け始めました。誰が運んできたのか? 小鳥なのか或いは犬猫の類なのか謎です。 蜻蛉池の中にはメダカとオタマジャクシ以外にもミジンコと思われる微生物が蠢いています。池をかき回すと突然四方八方に散らばり、メダカがこれを追って食べています。 小さな池ですが、弱肉強食の世界が拡がっています。池を作った翌年、ギンヤンマが孵化した時はメダカがずいぶん捕食されました。 最近観察日記をサボっていますが、ボーッとして覗き込む時間が少なくなったせいかもしれません。 気が向いたらまた書くことにします。そう言えば先日移植した藤の大鉢でも花芽が大きく膨らんでおりこれからが楽しみです。 3/15の山椒の芽も大きくなり、毎日木の芽の香りを楽しんでいますが、ちょっと目を離すと大きな葉に変身してしまいます。
2007.3.28 生け垣の措置 ブログにも書いたのですが、生け垣が枯れそうになっていました。植木屋さんと連絡とったら急いでくることになり、何とか助かりそうだと云うことで思わぬ薬剤散布になりました。何とか元の姿に戻って欲しいものです。今は見るも哀れな姿です。
<こんな状況>
<そしてご近所は こんな様子>
薬剤散布が始まったのでこちらもその気になり藤の大鉢を取り替えました。芽吹き始めた花芽に注意してそっくりそのまま入れ替。今回は根元に触らないようにして無事咲かせることを意識しました。 ところで、昨年はあらゆる手入れをサボったので牡丹の花芽がないようでショックです。 あちこち不具合な植木が増えたようで気になります。
<数年ぶりのまともな姿です(汗)>
蜻蛉池のオタマジャクシはやっと泳ぎ回れるくらいに成長しています。この数日の暖かさのせいか一気に大きくなりました。
2007.3.22 春の作業開始 久しぶりに春らしい天気になったので家人が庭仕事をはじめました。知らんぷりをしていても仕方ないので庭仕事を手伝うことにしました。相変わらず手首に自信がないので敷いた線路の片付けから始めました。庭はいつの間にか春ニラが満開です。家人は買ってきたフェンネルやパセリを植える花壇作りに懸命の様子。 私は敷石の間から芽を出して目立ち始めた草を細い錐を使って丹念に抜く作業に移行し2/3程済ませました。 そうそう、朝一番に直径50cmもある大型の植木鉢が届きました。藤の大鉢が割れてしまい騙し騙し使い続けましたが、もう限界です。みっともないから替えなさいと云われ続けていたので家人もホッとしたことでしょう。(汗) 大きくて重いので一人でやるとろくなことがありません。倅の応援を受けてやる必要がありそうです。 今年やるべき大仕事は、この植木鉢の取り替えの他に井戸ポンプの交換です。電気と人力の両方が半分故障状態です。こちらも騙し騙し使っています。
睡蓮鉢に残っていた枯れた布袋葵を取り除き、蜻蛉池とともに水を補給して慌ただしく作業終了です。 (写真は後日載せます。)
2007.3.15 寒さの戻り 寒いと云うほどではありませんが、この二三日ひんやりしています。これでも平年並みか二月中旬の温度のようです。 蜻蛉池に二三回、分けて産み付けられたヒキガエルの卵も3/10前後に一部孵化したようで黒い核のなくなった卵の列が並び微小なオタマジャクシがじーっとしています。一部は卵のままですが、早い産卵と寒さのせいか孵化数がいつもと違うような気がするので、これから見守ります。
<勢いよく井戸水を入れます>
昼休みに水の補給をしながら周囲を見るとカラスエンドウが随分伸びてきました。その側にある山椒の芽が膨らみ、いよいよ木の芽料理の季節です。この木は鳥が種を運ん出来たと思われますが、毎年料理用として重宝しています。 満開だった梅も既に散り、二輪の花が残っています。 梅の実を付けてくれることを期待しているのですが、どうでしょうか。 昨年は10ヶ弱、これは美味しい梅酒になりました。
<膨らんできた山椒の芽>
<池の奥にはカラスエンドウ>
数年前に移植した柚の木は一回り大きくなり新芽も間近です。昨年のライムも落ち着きました。側の蜜柑の花芽は果たしてどうなるのか気になります。と言うようにいよいよ忙しい春の訪れです。 去年はこの誘いに乗りすぎて手首を痛めてしまいましたので充分注意して春に親しむつもりです。 現実を眺めると問題は色々山積ですが、このサイトだけはのんびりと浮世離れした「からくり世界」に遊びたいと思います。
このところ仙人もどきの酔磚の辞であります。(汗)
2007.3.5 春の嵐 朝のうちは比較的明るい空だったのが夕方になると強風と雨、おまけに20度という変な気候です。この先夏が思いやられます。肥後椿の鉢がころころ転がっていますが、起こすとまた倒れるのでそのままにしておきました。 まあ今日は一日自宅での仕事なのでいいのですが、通勤や外で仕事の皆さんは大変だなぁーと思います。 午前中考えついた今日のタイトルは「耳をすませば」と何処かで聞いたことのあるものでしたが、午後の気候ではとてもそのような気分になりません。 朝のうちは鶯の声が流れて、つい耳をすますような状況でした。朝食準備の換気扇を止めて窓を開いたまましばらく聞き入っていました。 雨を予測したのかヒキガエルもケロケロと鳴いており、これらの声が聞こえると春だなぁーといい気分であったのに残念です。 梅も散り、メジロの姿もこのところ見かけないのですが、庭木は杏の花が膨らんできました。本格的な花盛りはもうすぐです。
2007.2.22 梅満開 家から殆ど出ずにゴソゴソ作業をしていたのですが、外に出てみると梅の香が漂ってきます。我が家の梅が満開です。明日は一日雨模様なのできっとこれで今年の梅はお終いでしょう。手元のデジカメで慌てて撮っておきました。部分的な写真で恐縮です。 モタモタしているうちに17時、ポツリポツリと早くも雨模様です。 手の空いた夕方、池の水を補給するつもりでしたが、止めました。春を感じたのか早くもメダカが隊列を組んで泳ぎ始めました。1,2,3・・・・・6匹確認しました。 いよいよ蜻蛉池メダカの学校の始まりです。
<満開の梅の花、 いい香りが漂っています。>
2007.2.20 速報、ヒキガエルの産卵 今日の午後、所用で出かける際に蜻蛉池を覗くと一筋の黒い筋、おやっと思って近づくと蛙の卵です。普通は3月3日産卵のはずが標準よりも11日早い産卵になりました。2004(平成16年) 2/25、2005年 3/16、2006年 2/26、そして2007年は2/20 です。 蜻蛉池を作って最新記録になりました。やっぱり温暖化が進んでいるのでしょうか。 今年の暑さが気になります。 今日は予想外の小雨の日でしたが、この程度の気温であれば産卵には全く問題ない気候です。 生き物たちの息吹を感じるのは嬉しいのですが、時期がずれると少々気になります。 大波の気候変動がないことを祈ります。(汗)
<グロテスクなので小さめにしました>
2007.2.15 ヒキガエル出現 ここも忘れかけてしばらく空いてしまいました。(汗) 昨晩は久しぶりの宴会で零時近くの帰宅になり、異様に早い春一番のもたらした雨が降る中、玄関に向かっていたら一匹のヒキガエルが蜻蛉池に向かっていました。 いつもより早いお出ましです。ヒキガエルの世田谷区での産卵標準日は3月3日と勝手に決めているのですが、さて今年はいつになるのか興味があります。 古い庭園日記では2005年は2/22,2006年は2/27に出現したようです。 昨年はいつもになく寒い年でこの時期に池に氷が張ったとあります。 そろそろ枯れた布袋葵を片付けておくことにしますが、暖冬で枯れないかなと思わされた布袋葵も2月にはいると枯れてしまいました。 もし枯れなければ東京が台湾の気候になってしまったことになりますので一安心です。(笑) 日本の他の地域はいかがでしょうか? 観察日記も事実を淡々と記述しておけば色んなことに気付かされるのでありがたいと思った次第です。
<縁に残った福寿草、これで春を感じます。>
そういえば、この連休に蕗の薹を見つけて天ぷらにしました。これも早い。 秋に抜かれるのを免れた福寿草が数本咲いています。
<水仙を見つけました。>
20数年前に区役所の無料配布でもらった遅咲きの梅がそろそろ咲き始めました。現在5つほど開花しています。 花の綺麗さでは近所で一番と勝手に思っている梅ですが、今年は蕾が大変多いので楽しみです。 写真はそのうち載せることにします。
ということで各年の季節の違いに興味ある方はこの日記を遡っていただければ幸いです。
2007.1.16 今年は暖冬でスタートしました。1/6に雨が降ったきりで10日間カラカラ天気が続いています。手首の調子も今一つなのでまだ庭仕事の意欲がありません。45mmゲージの試運転線路を敷き、小型のJUMBOを一回だけ運転して本日の仕事を終わりました。 何もない庭で見付けた春の兆しです。
小鳥が持ってきた万両です。5,6年前には全く生えていなかった植木なんですが、実生からあれよあれよと増えました。至る所に芽をふきました。もっとも半日陰を好むようで百日紅や杏の根元で大きくなっています。
冬薔薇です。いつの間にかつぼみが膨らんでいました。そういえば毎年芽を出していた福寿草が気付いたら消えています。夏場になると枯れてくる株を植物音痴の父が抜いてしまったようです。(汗) まだまだ楽しみが乏しい足元です。
からくり庭園日記の再開 (平成19年・2007元旦) 一年以上休止していた庭園日記を再開することにしました。昨年手首を痛め何も庭仕事が出来なくなった反動です。(笑) まだ完治したわけではありませんが、ここに作業模様を記録しておく方がその時折々のペースが掴めて良さそうです。ネタも増えるのでいいかと・・・・(汗) これまでの庭園記録は参考として一年ごとにまとめました。蜻蛉池の記録とともに興味のある方はご覧下さい。
冬景色でまだ何もない庭なのでどれだけのことが書けるか分かりませんが、のんびり速度で始めてみます。 見渡してみると葉を落とした梅の木に早くも蕾がびっしりです。今年は意外に梅の実が豊作の予感です。(ホントかな?) というような力仕事以外を書いていくつもりです。 |
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