からくり庭園日記

2004年12月31日

2004年の蜻蛉池
 今年の蜻蛉池の様子を気が向いた時にレポートします。(新しい順に並べています。)今年は少し丁寧に記述するように心がけたいと思っています。でもあてにしないで下さい。
 余裕が無く手入れを放棄していた昨年でした。気付いたら7年経過しています。今年は大改造を画策していますが、果たして実現できるでしょうか。時間を取れるよう生活を改めます。
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12/31
 大晦日に何かしたわけではありませんが、2004年の締めができていませんでした。意気込んで蜻蛉池に望んだ今年でしたけど、やっぱり色々あって有終の美を飾れませんでした。特に11月から私事のゴタゴタで庭仕事も手に付かないまま年を越す羽目になりました。人生何事もなく平穏無事が一番なのですが、やっぱりそういうわけにはいきませんね。
蜻蛉池は、年末にかろうじて水草やウォーターレタスを取り除き水面が見える状態にしました。メダカの子供達は7,8匹元気に泳いでいます。例年のように親メダカは水草の下に隠れて滅多に姿を見せなくなりました。果たしてどのくらいのヤゴが越冬しているか分かりませんが、来春に期待します。
 たまたま手に入ったのでウォーターレタスを池に浮かべておきましたが、結局何の変化も起きず観賞植物としては失敗でした。可憐な紫色の花を咲かせる布袋葵が最適です。来年はこの植物にするつもりです。
ということで2004年の蜻蛉池レポートを終了致します。
来年は、庭全体の話も含めて書こうかなと思っていますが、さてどうなりますやら。(2005.1.5記述)

11/20
 やっと百日紅の剪定を終わりました。これだけは私が毎年やっているものですが、色々あってなかなか着手できませんでした。ついでにモッコウ薔薇のゲートまで措置しホッとしました。おかげで蜻蛉池は放置したままになっています。またカナダ藻が伸びてしまいましたので次の週末はいよいよ取りかかりたいものです。せっかく連休したものの別件のため以上だけの成果でした。
庭木もいよいよ葉を落とし始めました。今年は全く実を付けなかった百匁柿の葉が綺麗に紅葉していたので記念に写しました。来年はきっと山ほど実を付けてくれることでしょう。昨年は実を付けすぎて大変でしたけど、収穫できないと寂しく感じるので不思議なものです。

<この後、一雨降ったら、あっという間に葉を落としました。>

10/17
 このところの週末は台風、家事、体調不良が重なりなかなか池の手入れができず弱っています。庭の木もそろそろ剪定を終えなければいけない時期になっきました。この調子では11月に作業が集中しそうです。今回は蜻蛉池は見て見ぬふりをして、思いがけない収穫の報告です。一つは玄関脇に生い茂っていた草ボケが2kg強収穫できました。このあいだまで葉に隠れていたので全く気付きませんでした。
固くて食用になりませんが、香りが良いので果実酒に仕込みました。

  <思わぬ収穫。草ボケの実>

もう一つは母の植えた温州ミカンがこれまた豊作です。ちょっと酸っぱい味ですけど充分味わえます。感謝して食べています。

 <母ののこした温州ミカンです。剪定のコツが分かりません。>

そういえば今年は柿が不作で数個数える程度です。毎年採れすぎて措置に困っていますが、今年は安心です。(汗)

9/18
 敬老の日の連休になりましたが、剪定が待ち受けていたので月桂樹ミモツル薔薇と立て続けに処置しましたが、さすがに疲れてしまいました。夏休みにダウンしたので手を付けていなかったのが敗因です。枝を措置するのに伜を動員したので助かりました。
おかげで今回も蜻蛉池は手つかずです。藻を少々すくい上げてメダカの活動領域を広げました。本日目撃したのは、5cm程度のヒキガエルトカゲでした。トカゲは随分久しぶりの出会いでした。
そうそう、彼岸花が三本先週咲いていました。以前はもっとあったと思うのですがいつの間にか減ってしまいました。珍しく写したのでご紹介します。縁起の悪い花と言われることもありますが、よく見ると大変美しい姿をしています。近所にはこの花を生け垣の根元に一列に並べて咲かせてあるお屋敷があります。大変見事で壮観です。が、残念なことに花の命が短くてあっという間に咲き終わります。白い彼岸花も混じっているので素敵です。別名、曼珠沙華(まんじゅしゃげ)と言いますね。

  <今年の彼岸花、一週間前の写真です。>

9/5
 例年にない暑さ続きでついつい手入れを怠った8月でした。やっと昨日庭の草取り少々と生け垣に絡まった烏瓜のツタを取り除くというていたらくです。涼しくなったら一気に手入れをしなければみっともない状態です。池の中はクロモがびっしりで水面が見えなくなりかけていたので思いきって半分刈り取りました。流水でないので際限なく伸びてしまうようです。刈り取った水面を見ると0.5mmから1cmに成長したメダカの稚魚が2,30匹泳いでいます。今年の気候は蜻蛉だけでなくメダカにとっても快適だったようで例年になく増えました。結局今年はメダカの購入は必要ありませんでした。
蜻蛉の飛来はこのところ観察していません。まだ来るのでしょうか。赤とんぼに期待をしています。 さて、池周辺の手入れはこれからぼちぼちやるつもりですが、今年も拡張には手つかずになりそうです。
本日は雨模様、薄暗かったので写真はパスしました。

8/14
 体調を崩した夏休みだったので結局手入れは何もせずに水の補給に終始してしまいました。35度近い猛暑続きですが、ギンヤンマが早朝来て産卵か水浴びか不明ですけどお尻で水を弾いています。昼間は塩辛蜻蛉が常駐しています。これは実に人なつっこい蜻蛉で棒を差し出すとすぐとまりに来ます。それに糸蜻蛉が数匹いるようです。今朝、井戸水を補給してからぼんやり見ていると糸蜻蛉のペアが産卵していました。小さな訪問者で賑やかな池周辺です。池が小さいのでこの程度の数しか養えないのだろうと思いますが、単なる空き地にしておかなくてよかったなと池を見るたびに嬉しくなります。メダカの稚魚もいつの間にか簡単に見つけられる大きさに成長しています。でも今年もこのままで終わりそうな予感です。草取りしたいと思ったものの相変わらずの暑さで止しました。

7/25
 前回のレポートよりも暑い35-39度という日が続いた先週でしたけど、そのせいか池の中は更にカナダクロモが繁茂して水面を覆い始めています。ところが、この暑さで清掃をする気も写真を撮る気も起きず一週間後の夏休みに全ての作業をシフトすることにしました。池からは糸蜻蛉の誕生が続いているようで、今朝も睡蓮の葉の上で羽化していました。メダカは次第に大きくなっています。この様子では今年は補充しなくて済むかも知れません。近所に魚系のペットショップが無くなって不自由しているのでちょっぴり安心したところです。

7/19
 連日33-34度という強烈な暑さが続いています。人間はすっかりバテていますが、池周辺は大変元気です。昨年との大きな違いは、メダカが大量に孵ったことです。前回報告した数のまま次第に大きくなっており、水面近くを行列しています。目を凝らさずとも見えるようになりました。糸蜻蛉が2匹、塩辛蜻蛉はも1匹常駐しているようです。塩辛蜻蛉は、池の側に立つと私の周りを飛び回ります。犬のようですが、飛んでくる蚊などを感知して周回するのかなと思います。棒を差し出すとその先にとまります。
今年は布袋葵が店に出るのが遅かったのでウォーターレタスなるものを入れましたが、今のところ全く面白くありません。この池には薄紫の可憐な花の咲く布袋葵・ウォーターヒヤシンスが似合っていると思います。
ミニ睡蓮が久しぶりに咲きましたが、一日のみでした。

 <久しぶりの睡蓮です。植え替えが必要のようです。>

こんな暑さでは草取る元気もありません。前回やっておいてよかったと思っています。庭本体は手つかずでみっともない状態が続いています。五月連休旅行でサボった余波がまだ残っています。

7/4
  7月に入りました。昨年と違って空梅雨気味です。昨日、思い切って池周辺の草やアヤメの葉を刈り取りすっきりさせると意外に広く感じます。久しぶりに明るくなった水面を見ているとゴミみたいなものが動いています。メダカの稚魚です。10匹近くいるようで、ちょっと嬉しくなりました。
ついでに池の底に埋めてある植木鉢2つの中から溜まっていたヘドロや土を浚渫しました。暖かくなるとヘドロに混じった生物は殆どいないようです。モノアラ貝が若干混じっていたので池に戻すだけで作業終了。気持ち容積が増えたようです。

<明るくなった蜻蛉池、さて今年の結果はどうなることやら。>

 空中に黒いものが飛んでいます。今年始めての塩辛蜻蛉です。この池で生まれたのか他からきたのか定かではありません。 15:00頃水を補給していると羽化したばかりと思われる薄茶色の糸蜻蛉が2匹草にとまっています。 やっと蜻蛉池らしくなりホッとしました。
残念ながら今回も慌ただしく外出したので写真なしです。


  <やっと写した今年の塩辛蜻蛉>(7/11)

6/27
 先週身内の七周忌が終わりました。で、蜻蛉池は、なかなか手入れができないままになっていました。
今日の夕方、藪蚊に刺されながら池の水を補給していたところ、糸蜻蛉がふわりと飛び立ちました。昨年は結局目撃することはありませんでした。今年はどうやら冷夏でなさそうなのでもう少し現れてくれるのではないかと思います。ちょっと手入れを怠るとどっと繁茂してしまいますので蜻蛉の来訪に備えて近日中に除草作戦を実行しようと思っています。
蚊取り線香を焚きながら頑張らねばなりません。
で、翌28日の朝、池を覗くと糸蜻蛉がペアで草の茎に止まっています。昨年は見なかった光景です。蜻蛉にいい環境ができているのかなとホッとしました。

6/5
 連休以降なかなか手入れができないでいました。今週も延び始めた三寸アヤメを適当に切って池の周囲をすっきりしたつもりです。住人から見ると迷惑なことだと思います。水中ではクロモが突然繁茂始めました。ある温度を越えると生育が活発になるようです。
オタマジャクシは順番に陸に上がっているようです。雨の日は微小なカエルが路上をうろついているので踏みつぶさないかと気になります。

   <ご覧のように小さなカエルです。>

5/22
 先週の日曜日以来週末のお天気が思わしくなく昨日も剪定を中断しました。蜻蛉池も手つかずで池をアヤメの葉が覆い被さっています。5/19だったと思いますが、微小蛙が20匹ぐらい池の端に置いた石の上に集まっていました。第一陣の巣立ちのようです。しかしながら出勤途上のため記録はありません。忘れぬようにここにメモしました。オタマジャクシはまだまだ沢山泳いでいます。土日だけの手入れで維持していくのはなかなか大変です。汽車ポッポも待っていることでもあります。

5/16
 折角の日曜日が昨日とうって変わって雨模様です。蒸気機関車の試運転で庭仕事をやらなかったので今日こそはと気合いを入れていたのに残念です。連休中の松の芽摘みに引き続いて金シャラや花の終わった躑躅(つつじ)を剪定するつもりでした。
 連休以来池の様子に大きな変化はなく三寸アヤメが咲き終わりました。連休明けは下記の通りの花模様で出勤時に思わず足を止めて眺めていました。
蜻蛉の気配は、まだまだ先のようです。



4/29
 連休初日です。今日から九州へ行くので手入れはお預けです。今年は連休前に牡丹が終わりました。一昨日は春の嵐でフジの大鉢が転んでしまいました。昨年は割れたのですが、今年は幸いにも無傷。しかしながら少し小振りに仕立て直す必要がありそうです。

 <満開のフジの花。もう少し小振りに仕立て直さねば・・・・・>
池周辺には三寸アヤメが10数本咲き始めました。山ツツジも満開です。池の中はオタマジャクシが大きくなり、睡蓮の葉が水面に出てきました。帰京後真面目に手入れするつもりです。水の補給を伜に依頼しておきましたが、大丈夫かな?

4/18
 連休に家を空けることになったので前倒しで池の手入れに勤しんでいます。池の周囲にウラジロ類が蔓延(はびこ)り始めたので根から抜き取りました。池の中は相変わらずの混雑状態ですが、無視。埋め込んだ植木鉢の中は泥で浅くなっています。オタマジャクシが動き回ることが原因のようです。もう少し成長し作業の邪魔にならなくなってから浚渫することとしましょう。
3/28には8匹いたはずのメダカが見た限り6匹に減っています。ヤゴに捕食された可能性があります。蜻蛉池だから仕方ありませんけど。
 今年の季節感は例年より1週間から10日早いようです。連休に開花する牡丹が一昨日から咲き始めたので慌てて支柱を立てました。植木鉢のフジの花も100房以上垂れ下がっています。そういえば昨年は色々あって何も手入れできませんでした。
モンシロチョウ、アゲハが飛び回っていました。

<周囲の三寸アヤメが伸びて水面が隠れ始めました。右上が牡丹。>

 <咲き始めたフジと牡丹 例年より10日程度早いようです。>

4/10
 桜も散り始めて寂しい気持ちです。池には2cm程度になったオタマジャクシがウジャウジャ泳いでいます。毎年のことですけどちょっと不気味です。火鉢池の藻の上にシオカラ蜻蛉のヤゴを見つけました。この池には棒を1本入れてありますが、羽化するのが困難そうなので隣の蜻蛉池に移しておきました。多分オタマジャクシを捕食するのだろうと思います。井戸水補給時に溢れさせてしまいオタマジャクシが若干池の外に出てしまいましたが、周囲の草に隠れてどうしようもありません。
まあ、今年の池の活動開始といったところです。

3/28
 花見に最適な週末でした。世田谷界隈研のミニ花見で酔考さん達と大爆発(笑) 反省を込めて今日の日曜日は、朝から草取りに励みました。この季節に丁寧に抜いておくと夏の日の草取りの苦労はないのですが、生え始めの小さい草は見落としがちです。
池の住人は次第に活発化し、メダカは8匹、オタマジャクシは、次第に泳ぎ始めています。枯れてしまった布袋葵を補充したいのですが、まだ売っていないようですね。周囲の植物が伸びてきましたが、今年は水面の開口を広く保つようにするつもりです。それよりも再作成?

3/21
 このところ気温が10度近く変動します。今日の昼間は摂氏15度程度と思いますが、明日は7度が最高気温とか。既に20度を超える日もありましたが、そのせいか、今朝、井戸水を補給する際に水中を観察すると水草や睡蓮の根にびっしり孵化したオタマジャクシが張り付いていました。春が来ました。フジの花芽が膨らんでいます。余りにも伸びすぎた柿の木と杏の剪定を急いで終了しました。木の根元に産卵し終えて再び冬眠しているヒキガエルを見つけました。

2/29
 沢山いた蛙が一匹?になったなと思ったら、やはり産卵終了です。池が濁っていたので気付きませんでしたが、昨日確認しました。多分25,6日の産卵でしょう。いつもの年より一週間早いようです。今年は水面の開口面を広く保つように心がけるつもりです。水を満杯にしたら濁りが治まってきました。ある水位以上の水面の維持が相変わらずできません。水の補給システム或いは大改造がそろそろかなと思います。


2/22
 季節外れの暖かさです。池には2,3日前からヒキガエルが5,6匹集まって組んずほぐれつの蛙合戦です。例年雛祭り頃には産卵していますが、今年は早いかも知れません。





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