からくり整備工場
3月11日の大震災で我が工場も被災し休業が続いています。棚に置いたものは殆ど倒れてしまいました。拙いことに落ちたものが結構出ていたのですが、二週間近づく気が起きませんでした。というのも耐震構造とは云えないガレージがその実体であります。自分の頭を整理する意味で現状を記録しておきます。
Nゲージレイアウトは、まだ地震発生時の状態のままです。外周線路が振動で壁に接触したのか、めくれ上がっています。線路上の独逸ディーゼル特急や転車台周辺の機関車が横転したままだったのを戻したのは一ヶ月後でした。
ライブスチームでは機構が壊れたものはありませんでしたが、塗装の剥離が意外に多くて手付かずです。各機関車に付属してきた塗料を掘り起こしたものの乾燥気味なのでラッカー溶剤を捜しているところです。
定置型蒸気プラントが棚から転げ落ちてボイラーからの蒸気取り出し口がとれてしまいましたが、部品が見つからないままでした。これが見つかったのが2週間前です。 やっと修理できます。が、肝心の修理場所がない。
という次第なので急遽居室に作業場所を作りました。折り畳み机を引っ張り出して作業台にしたところです。しかしながら工具が手元に少なくて必要の都度工場にとりに行くことが続いています。
完成間近のクラウスがこの手狭工房の最初のプロダクトです。そしてまた秘密プロジェクトやら修理プロジェクトが山積みなのが私の整備工場模様です。 モタモタしているうちに暑い夏、そして後期授業の再開と出来ない理由が浮かび上がります。時間は現役時代よりもあるはずなんですけどねぇー(^0^;)
やることが多いと考え過ぎなのか空転気味となり進みません。一度どこかへ出かけてボーッとした後再開した方がいいのかなと思う最近です。ぶらり旅も随分減っているようです。 地震後、平常心が消えフラフラしているような気がします。 今日も何もしなかったような気分です。
技術習得中の旋盤やミーリング盤も電気を落としたままになっていますが、これは臨時工場には移動不可能です。何とかしなければねぇー。 |
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