からくり整備工場

和時計をつくる (1) (2012/2/5)


既にTVコマーシャルからは消えてしまいましたが、「和時計をつくる」というシリーズが始まりました。中味は歯車を多用した和時計です。和時計は日の長さで時間か変化するという江戸時代までの時間定義に対応させるために独特の仕掛けを持っています。季節によって昼と夜の時間が異なりますが、時刻の刻みは変わりません。そのため昼と夜では時刻の進め方を違える必要があります。そのために考えられたのが昼用と夜用の二丁天符です。つまり時計の中に二台分の機構が必要となり構造は複雑になっています。
という代物をつくることにしましたが、毎週発刊される本に部品が付いて来て60号で一区切り、なんともはや気の長い話でありますが、既に23号となっています。
しかしながら組立はまとめてやる方が私に向いているので一部のものを組み立ててだけで足踏みしています。
とりあえず独立した作品としてつくったものが時計を入れるケースです。


合成木材のようですが、まあそれらしい形に仕上がりました。役に立つのはズーッと先のようなのでとりあえず仕舞っておきました。金属部品もだいぶ貯まってきましたのでそろそろ手を付けようと思います。
今回は着手のご報告です。このつづきはまたそのうちに。





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