SNCF 140C 287 製作記録

2011.11.14 ボイラー圧力試験


ボイラーとして形が出来たので圧縮空気で圧力試験をすることにしました。とはいえ2.5kg/cm2までしか上げられないコンプレッサーなので洩れの有無の確認になります。中性洗剤を薄めてシャボン玉の有無で洩れを見ます。
大丈夫だろうとたかをくくっていたのですが、加減弁の取り付け部から大洩れしています。加減弁と通風弁はシリコンOリングを入れてボイラーに取り付けるのでこれまでの経験からすると洩れたことはありません。 この機関車も同じ装着方法なので問題はないと思っていました。説明書にはシール剤を付けるように指定してあったので少なめに付けて組み立てていたのです。 これが原因で洩れたようです。シール剤まみれのOリングにして付けなさいと云うことでした。



Oリングにシール剤を付けるなんて邪道であります。が、仕方ありません。 狭い場所に組込みを終えた加減弁を分解せずに取り出すことが出来れば儲けものと思ってトリックを解いたら見事に外すことが出来ました。



あらためてシール剤を塗りたくったのですが、ボイラー内に入り込まないような微妙な作業となりました。
何とかやり終えてホッとしました。
その後この作業で狂ってしまった煙室内の排気と通風ノズルの先があらためて煙突を向くように仕上げ調整をしておきました。この状態で再びエアテストを実施し、無事検査合格を勝ち取りました。
翌々日(16日)に足回りとボイラーを接続しやっと機関車らしい姿になりました。この状態でボイラー経由の動作試験を実施します。



煙室内はご排気ノズル、通風ノズル、煙管内を貫通した過熱管がエンジンの給気管に接続されています。
これで給水口からエアを入れた慣らし運転も出来るようになりました。





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