SNCF 140C 287 製作記録

2011.11.1 御破算に願いまして走り装置


 前回の作業から一週間後の10/27に加減リンクを分解することに決定.。(^0^) 先を急ぐとどうしても物ぐさになってしまっていい加減なところでつい妥協してしまうのですが、今回は勢いで逆戻りして工程を後戻りして結果的に良かったようです。

二週間ほど時間が戻りますが、10月14日時点の作業から再スタートです。
まずは一番怪しい加減リンクを分解してみました。弁心棒につながるエクステンションロッドをじっくり見てみると右側のロッドの後端が光っています。と云うことは左右の加減リンクの隙間が規定よりまだ狭いようです。3倍ルーペで子細に見るとまだバリが完全に取れていないことが分かりました。



左右の加減リンクのバリを丁寧にそぎ取り、これで仮組みすると見違えるような軽さになりました。

次はエンジンをゆっくり動かすと右側弁心棒の送りが重いためにコンビネーションリンクが左右に揺れながら動きます。これでは動作が安定しませんし、肝心の弁調整が不正確なものになります。とりあえず弁心棒のナットを緩めるとふらつかずに動作します。ガクガクという動作であったのは弁心棒が堅いせいでした。暫く運転すると軽くなるので自然に安定することと思います。

いずれにしろいい加減な弁調整のまま仕上がっていたようです。あらためて弁調整をおこなうことにしました。
リターンクランクの角度には傾斜計を利用してみました。今までよりも正確と思います。(笑)

さて、再度弁調整を終えると待望の試運転ですけどうまく動いてくれるだろうか? 何回もやって理論的には間違いないと思っていてもいつも不安になる作業です。





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