クラウス製作記録

2011/9/30 燃焼試験(その2)


午前中ちょっとだけ時間がとれたので艤装を終えたクラウスを引っ張り出して火を入れました。簡単に運転状態に持って行けるのがこの機関車のいいところです。
今日で完成宣言出来るかと思いつつ運転をしたのですが、問題点を見つけたので延期です。




弁室からの水漏れ
 加減弁を開くと左エンジン弁室の前方から極めて細い二筋の水の糸が噴き出しました。凝結水の圧力でピンホールから漏れました。前回の運転では気が付かなかったトラブルです。水滴がエンジンの上にあるなと思ったのですけど。
ところが原因は、1.7mmネジ一個を2.0mm径を取り違えたせいでした。弁室蓋のネジ穴に締め込み、手応えだけで良しとしていました。もちろん圧力で隙間発生。眠気の中で組み立てた不用意なミスでした。(^0^;)

水位計の中の錆?
 水位計の中が茶色になっています。どうやらドレイン用の棒を止めるeリングの錆ではないかと思われます。水位計が薄茶色に汚れていますが、機能的には問題ありません。でもすっきり透明がいいですよね。
鉄系等の部品は小型模型の水回りから避けるべきです。


そうそう、鋳型から出したままのような蒸機溜を紙鑢2000番まで使って磨いたのですが、輝きに満足できなくてプラモデル用のコンパウンドで磨き出したところ、ご覧のような真鍮の光が出ました。一手間かけると見栄えがよくなります。
本日の弁室の洩れは直ちに修理して次回に備えることとしました。

さて、肝心の運転状況ですが、まだ満足できない回りかたです。潤滑油も少し薄めてみました。 油の回りがまだ足りないような気がします。 他の機関車では凝結水とともに黄色な潤滑油が出てくるのですが、この機関車ではそのようなことがありません。 飽和蒸気で動かしているので事情が異なるのかも知れません。

更に、ライブスチームはゆっくり回るのが理想ですけど今のところ高速回転でないと停止してしまいます。エアでは安定した回転をするので慣らし運転を更に続けたいと思っています。ガス注入が十分でないので調整途中で燃料切れになるのも課題です。 ガスの入れ方にもう一工夫しなければなりません。 ボンベからの注入アダプターを色々準備中です。

この様な状況なのでまだ完成とは云えないようです。小型機関車は安定走行させるのが難しいと聞きますが、確かに落ち着くまでは時間がかかりそうです。 その点既に からくり機関庫に入っている小型機関車の Katie や B20 は落ちついた走行を見せてくれるのでこれらを手本にしたいと思っています。





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