クラウス製作記録
実際の進捗に追いついてきました。かなり省略しつつ書き進めたので数日遅れの状態になりました。
蒸気機関車として作動させる必須の主要機能は、エンジン・走行系 と ボイラーの他にエネルギーを供給する燃焼系とボイラーへの給水系があります。前二つは出来上がったので残りの機能の仕上げ工程に入ります。
この機関車で注目すべきは、小型のサイド水タンクに取り付けた注射器のような手動ポンプです。通常は水平に動くピストンで水を送るテコ式の水圧ポンプですが、クラウスにはタンク容量が小さくて取り付けるスペースがありません。従って縦方向にピストン上下して水を送る水鉄砲のような方式が考案されています。 頼りなげなポンプと思いましたが、意外に強力で安全弁が噴いていても注水は確実でした。 寝せていますが内部のピストンは二重のOリングで水密を上げてあります。
組み立てたポンプと戻り水管です。これを水タンクに組み込むと次のようになります。これで水タンクと給水系の作成は終わってあとは組込みです。給水するときは丸いノブを何度も上下します。内部にはコイルバネが入っているので意外に楽に感じます。左右にぶれるので操作性がいいとは云えません。
次は燃焼系です。既に下部のガスタンクは早い段階で組み込んでありますのでこれと連接している上部ガスタンクを組み立てますが、タンクはほぼ完成しているのでパイプ接続とガス注入孔をねじ込むだけです。このタンクの底と下部タンクと接続され液化ガスが行き来しているようです。また、気化ガスを想定してかもう一組のパイプでタンクの上部間は接続されており、タンク内のガスを完全に取り出せるように考えてあるようです。
これらのユニットを組み込むと次のような運転席が出来上がります。ストーブのようなものが上部ガスタンクです> 中央のダイヤルでバーナーの火力を調節します。
ここまで来れば完成一歩手間です。一抹の不安があるものの、次の燃焼試験が楽しみです。 |
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