からくり鐡道運転日誌

今日のキューロク(2004.12.19 北裏鉄道運転会番外編)


 ところで、私のキューロクの調子が今一つでした。これをネタにもう一くだり追加しましたのでお付き合い下さい。
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今日のキューロク

 2004年締めの北裏鉄道運転会に持っていったキューロクことJNR9600が何となく不調であった。動かないわけではなく安全弁が吹くまで圧力を上げスタートすると数両の金属製貨車をこともなげに牽引してスロー走行するのである。私の目指すのは低速運転での安定運転であるから開始時は良しとした。ところがしばらく走ると次第に圧力が2kg/cm2程度に落ちた運転になってしまうのである。「動くから上等上等」と云われる向きもあるが、これではいざというときに困る。坂道を喘ぎながら登っているが安全弁を吹きながらの蒸気機関車は見ていて大変心強く思うのである。 ところが、今日の愛機ときたら登坂途中で止まりかねない様子である。もちろん速度を上げるとよく燃えるのか調子は回復するのである。前回の運転会ではこんなことはなかった。それから1ヶ月半ほどしか経過しておらず、その間缶(かま)にも火を入れないままである。ドレイン弁の調整をしたものの、その箇所での不具合はなさそうである。

ということは、蒸気の消費量とボイラーでの蒸気発生量のアンバランスが起きているようである。停車中に炎の状況を見れば良かったのであるが、「変だなぁー」と思うだけで運転操作で回復しようとしたのがいけなかった。冷静に勘所をチェックする癖を付けなければいけないのである。ドレイン弁の調整では、機関車を逆さまにして取り組んでいたので或いはバーナー芯が飛び出してが位置が狂ってしまったのかも知れない。9600の缶(かま)はご覧のように煙管の他に燃焼室にステー替わりの水管まで備えた効率の良い缶と思うので燃焼が安定すれば定格通りの力を発揮してくれるはずなのである。

 <どんどん蒸気を作ってくれそうな9600の缶>

それに現在のバーナー芯はこの機関車の発売当時に付属していたアスベスト芯を使っている。この際既に入手している新型のグラスファイバー芯に交換してみよう。
さて次の運転には調子を取り戻して参加したいと考えているが、新年はやっぱりC622から始めたいので9600は何月になるだろうか。(2004.1223)







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